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フォトブックとVRイベントの話

 この度、こちらのVRイベントに『バーチャルフォトグラファー』として参加させていただきました。

 ライブやDJパフォーマンスがあり、そのイベント中のひと枠でした。

 この記事では、僕がイベントで「どんな話をしたのか」をご紹介したいと思います。

■トークセッション台本(原文ママ)

 みなさん、こんばんは。とらおです。
 まずはこの場をお借りして、関係者のみなさんに、感謝を伝えたいです。僕は基本的にひとりが好きで、誰かと一緒に何かするのは苦手なんですが。そんな僕でも、こうしたイベントに参加したいと思えたのは、みなさんとのこれまでの活動が、素直に「楽しい」と感じられたからだと思っています。いつもありがとうございます。

 さて、それではフォトブックの話をします。今回はじめてフォトブックを作ってもらい、印刷された写真の美しさ、『現物の良さ』に感動しました。モニター越しの写真とはまた違って、手に取った感触があり、鮮やかな色を自分の目で直に見られるのは、とても気持ちのいい体験でした。


フォトブック

 そんなフォトブックで、今回みなさんにご紹介したいのはこの写真です。


 これらの2枚の写真は、どちらも「横須賀美術館」で撮影したものです。左はVRChatワールドで撮影したもの。右は実際に現地で撮影してきた写真。ワールドの作者は「そにっく(sonic885)さん」という方です。

 このワールドを訪れたとき、まずは「建物の美しさ」に驚かされました。そしてこのワールドを見て回るうちに、自然と「現地にも行ってみたい」と思ったわけです。実際に、電車やバスを乗り継いで現地まで行ってみると、そこには本当に、美しい美術館がありました。

 建物を目の前にしたとき、僕は何か、不思議な感覚を覚えました。それは「――はじめて来たはずなのに、はじめてじゃない気がする」というもの。いわゆるデジャブ、既視感だったのです。これはひとえに、そにっくさんの「ワールドの再現度」が素晴らしいからだと思っています。

 もうひとつの写真はこちら。同じく、横須賀美術館で撮影したものです。

 横須賀の空と海、VRと現地をつなぐ。そんな気持ちで撮った写真です。こんな感じで「自分の感性で、好きなように楽しめる」ところが、写真の、そしてVRの魅力じゃないかなと思っています。

 美しいと感じたものを撮りたい、大切な思い出を残したいという気持ち。それは誰かに言われるようなものではなく、自分の内から自然と、素直に、そう感じるもので。そういった気持ちを大切にすることが、「楽しさ」につながっていく。そう思うのです。

 僕の話は以上です。ここまで聴いてくださり、ありがとうございました。

 ――こんな話をしよう。そう思っていたのですが、実際はほぼアドリブ。どんなことを口走ったか覚えていません。だけど、楽しいイベントでした。

 ちょっとだけ補足説明を。『バーチャルフォトグラファー』については、こちらの横田さんの記事を読んでいただければと思います。

 じゃあ僕が「バーチャルフォトグラファーなのか?」というと、自分から名乗ったことはありません。それだけの技術や経験もないし、気概もない。僕はただ、写真を撮るのが好きなだけ。でも写真の楽しさを知るきっかけになったのは、こちらの「フォトコンテスト」でした。

 

 

 ここで運よく賞をもらえたのが、今の自分につながっていると思います。またこのときの審査員さんと、今回のイベントでご一緒することになって。しかも同じ壇上で「写真を語る」だなんて……恐れ多い話ですよね。

 僕なんかよりも技術や実績のある方、バーチャルフォトグラファーさんはたくさんいるけれど。それでも、声を掛けてくださった方や、一緒に活動をしてきた方々とのつながりを大切にしたい。そんな風に思っています。

 それからフォトブックは「 ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社」様が運営する『nocoso』というサービスを利用させていただきました。

 誰でも簡単にフォトブックが作れて、しかも自宅まで送ってもらえます。それなのに値段はリーズナブル。素敵なサービスだと思いました。

 トークでも話したのですが、『現物の良さ』って確かにあるんですよね。VRにどっぷり浸かっているからこそ現物が欲しくなる。カメラそうだし、VRChatのキャラクターグッズなんかもそう。


Akyo(マスコット的キャラ)


 そんな風に考えると「VRか、リアルか」みたいな対比関係じゃなくて『VRでも、リアルでも』という相補関係なのかもしれませんね。

 今後もVRとリアルの両方で、心の赴くまま写真を撮りたいと思います。



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