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毎週映画語り vol2 『少女歌劇レヴュースタァライト wi(l)d-screen baroque』

 「「「「「「「わたしたちはもう舞台の上」」」」」」」
 わくわくする。キラキラする。むき出しの感覚をぶつけられる。上映時間以上の広がりがぎゅっと圧縮された凄まじい映画だ。『少女歌劇レヴュースタァライト wi(l)d-screen baroque』

 本作はアニメ本編のその先をえがいた作品。トップスタァに選ばれるため、レヴューオーディションを戦い続ける舞台少女たちを主人公にした青春舞台×アクション。舞台俳優を養成する学校でトップを目指し切磋琢磨する少女たちの物語だが、実際は概念『トップスタァ』を得るため、夜な夜な地下で物理的に斬り合ったりする。言語化以前で感じてほしい一作
  
 まず登場人物たちの関係性が熱い。カップリングという単語で収まらない少女×少女を全編通してたたき込んでくるのが最高。あなた好みの関係性がきっとある二人の在り方が五つも並ぶ。ちなみにわたしは執着する大場ななさんが大好き。二刀流で大立ち回りアクション格好ええんじゃ……

 映像としても、「何が起きているかわからないけどなんかすごい!!」の連発に痺れきる。変形する電車上の決闘、デコトラの正面衝突、砂漠を疾走する列車、舞台に突き刺さる東京タワー、素敵。自らの思考の枠外にある発想がビュンビュン飛んでくるの、脳を揺さぶられる快感で癖になる。唯一無二の映像体験だった

 2021年、個人的にはめちゃめちゃアニメ映画が熱い年だったよ!みなさんのおすすめアニメ映画なども聞いてみたい!

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