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改めて感じる『日向坂で会いましょう』の魅力とハッピーオーラ

同番組を担当する関谷ディレクターのインタビュー記事を読み、自分が改めて感じた同番組の魅力と、メンバーの魅力がこうやって引き出されているんだなと思った感想について。

冠番組で作り出されている前向きな評価

先日、この記事を書くきっかけになった、日向坂の冠番組『日向坂で会いましょう』を担当する関谷ディレクターのインタビュー記事が公開された。

前編と後編に分けられ、前編では関谷Dの演出術および編集術、後編ではオードリーと日向坂メンバーの間の関係性についてまとめられている。

ここから、日向坂というグループ自体が持っていた熱量と、番組とMCのオードリーが作り出している前向きな加点方式の評価、そこから彼女たちの魅力がいかに引き出されているか、その一部が読み取れる。

少しだけそれるが、一般的に日本の文化は欧米などに比べると減点方式寄りな評価だとよく聞く。ミスをすれば連帯責任。成功する前提で、ミスをするとマイナスで評価される、そんな教育や社会が主体となっている。そのため、集団になるほど、ふとしたきっかけから誰かのミスを責めるような空気になりやすいのだと思う。

なんとなく、アイドルグループはギスギスしているのでは、というイメージがあった。メンバーそれぞれの目標と、それに対するギャップからの葛藤や失意、そしてふとしたミスからメンバー同士の怒りや妬みが生じるのでは…という勝手な想像である。

日向坂は、それらの減点方式とは逆の、加点方式の空気が作り上げられているように感じる。グループとしては、キャプテンの佐々木さんが筆頭となってそんな空気を創り出しているのだろう、ということが色々なラジオ番組などからも想像される。

佐々木久美「一緒の目標ってのが大事じゃない?(中略)考え方とか道筋は違っても、同じものがゴールに見えているっていうのは、チームとして大事な気がする。」

記事より引用

最近でもメンバーの松田さんの冠ラジオ番組にて話しているが、グループとしての「一緒の目標」を大事にし、それだけでなくそこまでのメンバーそれぞれの「考え方や道筋」も尊重している。メンバーそれぞれの考え方の違いがあっても、最後に同じ目標に向けてそろえればよい、ととても前向きかつバランスよくゴールを定めている。

関谷ディレクター「卒業を促しているように聞こえてしまうかもしれないから言い方は難しいですけど、アイドルをずっとできるわけじゃないから、本当にやりたいことを見つけてほしいですね。(中略)そういう挑戦をこの番組でやってくれたらいいなと思います。ここではいくらでも失敗していいので」

後編の記事より引用

そして、元のインタビュー記事から、番組側もそんな前向きな空気を創り出しているのが良く分かる。企画を用意しているのに盛り上がらなかったらメンバーの責任、という減点方式ではない。メンバーに思い切り挑戦してもらって、どんなふうに転んでもMCや番組側が面白くしてくれている、そんな加点方式なのだろう。

なんとなく、『日向坂で会いましょう』だけでなく、自分が大好きな埼玉三人組のラジオ『余計な事まで』にて、そして『ほっとひといき』や『サリマカシーラジオ』でも同じような温かさを感じる。

日向坂の魅力の「ハッピーオーラ」は、色々な面でも前向きな姿勢による積み重ねで作られたものかもしれない。

これからも毎週楽しみである。

とらん

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