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自分の写真を捨てられない

就活のエントリーシートでよくある、「自由にアピールしてください」欄。

その欄に使いたい写真を自宅のプリンターで印刷する機会が多々ある。
この時1番苦労するのが、写真のサイズを欄に収まるちょうどいい大きさに調整する方法だ。良いやり方をよく知らないのでWordでサイズ調整をやってるのだが、写真のサイズ調整に失敗して使えない写真をよく生産してしまう。非常に勿体無い。

その使えなくなった写真をどうしようか、捨てようかと迷うのだが、なんとなく自分がメインに写っている写真を捨てるのは縁起が悪そうで憚られる。だから、机の引き出しや、クリアファイルの中に待機させることになる。

先日、マイナンバーカード申請のために写真のサイズを調整する必要があった。
マイナンバーカード用に4.5×3.5センチの顔写真が必要になったのだ。その際、母親の分の写真も作ったのだが、L版の光沢紙に4.5×3.5センチの顔写真一枚だけだと、余白が勿体無いと思ったので、顔写真を2枚分並べて作った。(もっと載せたかったが2枚が限界だった。)

その後、母親に出来上がった写真を渡し、一応2枚分作ったことを伝えた。母は一枚分切り取って貼り付け作業を完了した。そして、「ありがとね〜助かったよー」と言って、自分の写真を手動でシュレッダーにかけていた。

信じられない!捨てるだけならまだしも、シュレッダー!?手動で?不吉すぎる!わたしにはそんな恐ろしいことできない!

母に「不吉だ!よくそんなことできるね!」と言ったら、「ずっとある方が嫌じゃん〜、気にし過ぎだよー」と言われた。

母のゴミを減らしたいという主婦魂の前では縁起など瑣末なことなのだ。一方わたしは縁起過敏になっていたのかもしれない。
母を見習いたいと思った。

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