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「自分の人生を生きるということ」について、じいさんが少ない言葉で語ってくれた

「おぉ!なんだ、久しぶりだなぁ〇〇(わたしの名前)」

真夏の沖縄の太陽みたいな笑顔でじいちゃんがわたしに言った。

年も年なので、すでにわたしのことなど忘れてしまっていると思いきや、しっかり名前まで・・・。

そんなじいちゃんに「いくつになったの?」と聞いてみた。

「来年の2月に98歳になるんだよ!」
自分自身についてもしっかりとわかっている。

そんなじいちゃんの凄さを少し紹介。

・来年の2月で98歳
・現在一人暮らし
・野菜は自家栽培
・納豆や味噌も自家製
・身の回りのことも自分でやる
・耳が遠い以外はいたって健康体

98歳にあるまじき生活力、健康力。

今までの生活と性格を知っている子供たち(わたしの母親とその兄妹)が考えた結果、今の生活から遠ざけ、全く別の生活リズムにしたとたん、パニックになり、何もできなくなってしまう。
自分の好きなように、思うようにさせてやるのが一番いい。
そのためには、必ず誰かしら定期的に訪問して様子をみること。それが条件。
という流れでいまだに一人暮らしを満喫しているじいちゃん。


そんなじいちゃんが少ないことばで、生きること、感謝の気持ちを持つことについて教えてくれました。

「長生きするなら最低限のことは自分でやりてーんだ。寝たきりで生きていても面白くない。家にこもっていても面白くない。元気じゃなきゃ生きていてもつまらないよな。だからこそ、大変でも、自分の力でやってみる。それが自分の人生を生きるってことなんだ。そして、楽しく元気に過ごすにはな、趣味があるといい。没頭できるもの、なんでもいいぞ。そうすれば、おれみたいに楽しく長生きできる。もっとも、子供たちが世話してくれてるからこうできているんだけどね。本当にいい子供たちだ。そしてこんなじいさんのことを頻繁に介護しに来ることを容認してくれる旦那さんたち(父親たち)がいかに素晴らしい人たちか。いい人たちと結婚したよ。本当なら、なんでそんなに出歩くんだと怒られるだろうな。でも怒らない。ありがたいな、本当に」


誰かに頼って楽に生きたい。もしくはそうしている。
感謝の気持ちを伝えることがほとんどない。


そんな人生を送っている、送ろうとしているひとも少なくないだろう。

わたし自身も楽して生きていきたいと、思ったことはもちろんある。
感謝の気持ちを伝えそびれたことも。

でも、98歳、戦争経験2回、そんな次元の違う生活と年齢を積み上げてきたじいちゃんのことばを聞いて、自分の足でしっかりと立ち、どんなことにも感謝の気持ちを持って、まっすぐに生きていこうと思った。

〇自分のことは自分でやる
〇没頭できる趣味を持って楽しむ
〇ひとに感謝する

大切にしていこう。

~PS~
そんなじいちゃんですが、ここまできたら100歳は超えないといけないという謎の使命感に駆られています。


元気に最後まで生きて欲しいです^^

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