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行く手を阻むサイレントキラー3体。(メンタルの話)

やらなければいけないことは頭ではわかっている。

でも重い腰が上がらない。

親からの大量の着信。

言われる内容はわかっている。だから着信拒否。

ただ、なんとなく過ぎていく日々。

人との関わりを極力避け、短時間の仕事で最低限の生活。

1日のほとんどは寝ている。起きているときはYouTube。

このままではいけないということも、わかっているけど、わからないフリ。


でも、変わりたい。


わたしのよく知った知り合いの話。

なぜ、変われないか。
なぜ、親と距離を取るのか。
なぜ、人との関わりから逃げるのか。

いろいろ話を聞き、わかったことがある。

踏み出す勇気、変わる気持ちを殺しているサイレントキラー。


それは、

〇失敗への恐怖(完璧主義)、羞恥心
〇しょうもないプライド
〇自分への自信のなさ

これだ。こいつらがサイレントキラーだ。


小さいころから、あまり起用にこなすタイプではなかった。
おっとりした性格のため、小バカにされることもしばしば。
きっとそうしたことも原因のひとつだろう。

異常なまでに、失敗することへの恐怖心が強い。完璧主義だと本人は言っているが、根本は違うんじゃないかなと思う。
「失敗したときに、周囲に笑われ、バカにされるのがどうしても嫌だ。怖い。間違えたら恥ずかしい。また笑われる」

この気持ちが、挑戦することを切り捨てている。


そして、しょうもないプライドが付随する。
失敗することへの恐怖と並行して動くサイレントキラー。

失敗 → 怖い、恥ずかしい → 笑われたくない(プライド)

「失敗や間違いをすれば、周りの人間は自分を見て笑うだろう。笑われたくない。バカにされたくない」

この思いも挑戦することを切り捨てる。


そして自己肯定感の低さ。自信のなさというサイレントキラー。

上2つをより強くしてしまう厄介者。

「自分なんかがこの髪型にして笑われないだろうか。きっと美容師はあとで笑うだろう。自分なんかがこの服を着ても変じゃないだろうか。外ですれ違う人に笑われないだろうか」

なんとも・・・

何をしても誰かに笑われる。バカにされる。
という気持ちがどの場面においてもつきまとっている。

この思考で生活をしているため、失敗することへの恐怖は拡大していく。
そして、自己肯定感が著しく低いわりに、プライドはしっかり持ち合わせている。

だから親との距離を取り、人との関わりから極力避けている。

やらなければいけないのはわかっているけど、どうすればいいのかがわからない。
でも誰かに聞くのは、バカにされるかもしれないからできない。

親からは毎日のように、電話が入り、進捗状況を聞かれる。ここでもプライドが邪魔をして、素直に教えてと言えない。

煩わしくなり、着信拒否を選んだ。(本当は教えてほしい。でもできないことを指摘されるのが怖い。自分がこんなこともできないんだという現実を受け止めるのが怖い。)


他の人と接する仕事も避けた。

できない自分を知られるのが怖い。
何かミスをしたら、陰で笑われるかもしれない。きっとみんな自分をバカにしているという感覚がつきまとう。
失敗なんかできない。完璧に、正確に・・・

心が疲弊し、前を向けなくなってしまった。


今のままではいけないと頭ではわかっている。

でもこのサイレントキラー3体が強すぎる。


小さなことからクリアしようと話した。

まずは、親の着信拒否を解除しようと。

そして、わからないことを素直に教えてと聞くようにしようと。

もう一つ。

人に人生をコントロールさせちゃいけないということ。

良くも悪くも、その辺にいる人たちはあなたに興味がない。思っているほど見られてないよということを伝えた。
好きな髪型、好きな服、なんでもやってみたらいい。
それで笑われても、その人にはもう一生会わないから大丈夫。と。


さて、小さな一歩を踏み出せただろうか。

その一歩が彼を大きく羽ばたかせるだろうか。

ちょうどいい距離で見守ろう。

サイレントキラーとの戦いは長期戦になりそうだなぁ。

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