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ノルウェーの思い出〜THEたらい回し〜バスチケット編

2015年の夏、娘と息子を連れノルウェーに住む友人B宅へ。

私がノルウェーに行くのはこの時は3回目になる。

前年にも訪れているので、多少勝手もわかる。

友人Bの空港までの迎えを断り、B宅の最寄り駅まで自力で行くことにした。

オスロ空港で翌日から市内で使える3日間のバスのフリーチケットを買う予定だった。

購入場所はコンビニかバスのチケット売り場。

まず目についたコンビニへ行く。

カウンターでバスのチケットを買いたい旨を伝えると、店員さんはOKとか言いながらレジの操作。

すぐに、「今システム障害でチケットが発行できない。」と言う。

仕方ないな、と思いながら2軒目のコンビニへ移動。

ここでもシステム障害でチケットは買えなかった。

空港内にはもうコンビニは無い。

公共交通機関のチケット売り場へ行くと一つの窓口にだけ人が並んでいる。

空いている他の窓口で聞くと、「バスの窓口はそこだから。」と、行列のある窓口を指された。

時間かかりそうだなぁ と思いながら仕方無く並ぶ。

どんなに人が並んでいても、他の窓口で対応するなんてサービスが無いことは過去のノルウェー滞在で理解している。

やっと自分たちの番になった。

窓口の人はしばらくPC画面で操作…

で、「システムが動かない。なぜだかわからないけど。コンビニでも売っているからそっちに行って。」

普段はそんなに声を荒げない私のはずなんだけど、気がついたら怒ってた。

「あっちのコンビニも向こうのコンビニにも行ったけど、買えなかった!どこで買えばいいの!?」って片言の英語で。伝わったかどうかは分からないけど。

少なくとも私が怒っている事は伝わったとは思うけど、それで窓口の人が何とかしてくれる訳でも無い。

もうその日はバスチケットを手に入れる事は諦め、電車で友人宅へ。

後で子供達に「あんなに怒ったお母さんをはじめて見た。」と笑われた。

バスのチケットは翌日Bの旦那さんに連れて行ってもらった街のコンビニで買うことができた。

コンビニはともかくとして、専門のチケット売り場でチケットが買えないなんて日本では考えられない。

日本でのサービスに慣れていると 他の国での対応に不満を感じてしまう。

Bが言っていた事を思い出す。

ノルウェー人にサービスと言う概念は無い。


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