10万円がみんなに配られる

新型コロナウイルスが広がらないように、たくさんの人たちが 外に出ないようにしています。
たくさんの店や施設が閉められ、観光地も 休みになっています。
そうしたところで働いていた人たちの多くが 仕事を減らされたり、くびになったりしています。
給料がもらえず、生活するためのお金が なくなってしまった人も 多いです。
そこで国は、1人に10万円を 配ることにしました。

このお金は、「特別定額給付金」といいます。
もらうには どうしたらいいか。いつ もらえるのか。まだ、決まっていないことが多いです。
いま わかっていることを、説明します(2020年4月27日現在の情報です)。

1 誰がもらえるの?


すべての人がもらえます。
障害があってもなくても、関係ありません。仕事をしているか、していないかも関係ありません。貯金があるかどうかも関係ありません。
住民票で「世帯主」となっている人が、家族のぶんを まとめて受け取ることに なっています。
親と一緒に住んでいる人は 世帯主は 親になっていることが多いです。
結婚している人は、夫か妻のどちらかが 世帯主になっています。
ひとり暮らしをしたり、グループホームなどで暮らしている人は、自分自身が世帯主です。

2 受け取るにはどうしたらいいの?


あなたの家に、書類が送られてきます。そこに、必要なことを書いて 市区町村に 郵便で送ります。
書類には、あなたの名前や住所、銀行の口座番号などを書きます。
その書類と 身分証(運転免許証など)のコピーを 一緒に提出します。
マイナンバーカードを持っている人は、インターネットでも手続きできるようです。

3 いつもらえるの?

住んでいる市区町村によって 違います。
5月くらいから 書類が届きはじめるようですが、まだよくわかりません。
書類が届くのを 待ちましょう。

4 生活保護を受けている場合にももらえるの?

生活保護を受けていても,もらうことができます。
10万円をもらっても、生活保護費が 減らされることもありません。


その他の詳しい情報は、総務省のホームページにあります。また、コールセンター(03-5638-5855)に 電話で相談できます。

---

このコラムは、トラ弁ネットの弁護士が書いて、一般社団法人スローコミュニケーションさんに「分かりやすい」版に書換えをしていただいたものです。

一般社団法人スローコミュニケーションさんのホームページは、次のとおりです。

また、ルビあり版を、以下のとおり、トラ弁ネットのホームページにアップしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?