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教員から会社員に転職して3か月

早いもので、3/31に教員を退職して3か月が経ちました。
もう3か月か、という思いもありつつ、教員だったのがずいぶん前のような気がしています。

今回は、会社員(エンジニア)となって3か月が経過しての気づきや今の思いを書こうと思います。

業務内容について

一番の不安は業務に適応できるのか、という点でした。正直この点については、3か月たった今も不安です。入社したころと比べれば自分ひとりで対応できる業務も増えてきたのですが、まだまだ足りなさすぎると感じています(当然といえば当然ですが)。上司が気を遣って、私の専門(化学)に近いところから守備範囲を広げていけるようにしてくださっているのがとてもありがたいので、対応できる領域を広げたいと思っています。

仕事そのものの内容については、かなりセキュリティ高めな内容なので触れることはできませんが、最先端の技術に携わらせていただいています。

この3か月での気づき

もちろん専門知識や技術的な内容も新しいことではありますが、仕事の進め方のスタンスとして気づかされたことがあります。

伝わるアウトプット

今の仕事では技術資料(仕様書、報告書、技術的なメールのやりとり含む)を作成することが、大きなウェイトを占めています。読む人が誤った解釈をすることなく、理解できる資料にするため、使用する単語、言い回し(表現)を1つ1つ適切に選び、図表を有効に活用して資料を徹底的に作りこんでいきます。課内の認可が下りるまでに何度も何度も修正を重ねていきます。正直、心が折れそうなこともありますが、回数を重ねることで、確かに入社前より論理的でわかりやすいアウトプットができるようになったという実感はあります。

教員時代は授業プリントを作ることも多かったのですが、どちらかというと言葉で伝えることにウェイトを置いていたので、もちろんプリントづくりも丁寧に行ってはいましたが、1つ1つ作りこむことへの意識は足りなかったかなと思います。

働き方

フレックス制度を活用し、保育園への送迎等に応じて9時~18時や7時半~16時半など柔軟な働き方ができています。残業は個人の裁量に任されているところが大きいです。私は、子どもたちが寝る前までには帰宅して、少し遊んで一緒に寝られる時間には帰りたいため、ほぼ残業なしで帰宅しています。
土日祝が休みなのもありがたいです。

この点は教員の働き方に比べて良いと感じるところです。

メンタル

よく言えば平和、安定。悪く言うと淡泊、平凡。
心は安定しています(前職も安定していましたが)。
基本社内の事務所か研究室にいて、資料作成(仕様書・報告書)や打ち合わせをしています。これが毎日続いているので、日々淡々と過ぎていきます。

学校現場のようなメリハリ(授業、部活動、学校行事、長期休暇、そして日々起こる大小さまざまな事件・・・)はないので、刺激という意味では少ないのかなと思います。

まとめ

教員から会社員に転職して3か月経過して、私なりに教員からの転職を考えている方に伝えたいことをまとめます。

  • 教員から会社員に転職してもやっていける(業務内容・人間関係ともに)

  • 仕事のメリハリは少なくなる

  • 新しいスキルや経験が得られる

  • 視野が広くなる

  • 子どもたちとの接点はなくなることへの覚悟はできているか?

少しでも参考になれば幸いです。


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