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Vol.6 高校生編〜初めての練習試合!とにかく走れ〜

体調を崩してしまい、更新ができておりませんでした、、、
不甲斐ない!また更新していきますのでお付き合いいただけると嬉しいです!


正直、ラグビーを舐めていました。

入部してから大した練習もせずに軽くボールを使ったゲームをやったり、
タックルなどのコンタクト練習なども本番でやった事もない私はラグビーってこんな感じかー。思っていたより楽勝やな!
と思っていました。
それが覆されたのは初めての練習試合です。

初めての練習試合の相手は地元の高校でした。
相手は強豪校とかではない。
なんとなく勝てるだろうと思っていました。
ルールもまともに知らず、試合もした事がないにも関わらず、今思えば完全に舐めていたのだと思います。

先生からの指示は二つ。
・ボールを持ったらとにかく死ぬ気で前に走れ
・相手がボールを持ったら全力でぶつかって止めにいけ

なるほど。

ん?
それだけ?

おそらく先生はこの時私たちを勝たせたいとかうまく試合をしろとかそうゆう事ではなく、肌身でラグビーを感じて来い。
という事を言いたかったのだろうと思います。

まぁ、今更ルールや戦術なんて聞いても仕方がなかったので言われた通りにその二つを守ろうと皆んなで覚悟を決めました。

そしてキックオフ。

初めて部員以外にぶつかりにいきました。
タックルなんて呼べたものではありません。

何度も何度も地面に倒れては起き上がり、相手にぶつかり、ボールを必死に追いかけました。
地面は芝生などではなく、砂のグラウンドなので倒れるたびに口の中は血の味と泥の味でした。
とにかく無我夢中に走って走って走りまくりました。
そして、わけがわからないまま、試合は終了。
結果はもちろん完敗でした。

これって本当にスポーツなのか!?
と純粋に思った事を覚えています。

ただ同時に悔しい。という感情もありました。
同じ男で体格もこちらの方が有利。
それなのにラグビーというスポーツは勝てない。

どのスポーツも同じだとは思いますが、私はチームで戦うスポーツはあまり経験がなかったのですごく新鮮でした。

陸上の短距離は自分が練習した事を本番で発揮し、自分一人の能力で立ち向かうものと考えていたので、チームスポーツは喜びや悲しみ、悔しさを共感できる事はすごく新鮮に感じました。

そして次の日からまた通常の練習に戻りました。
真剣に練習に取り組もうと思っている矢先、ラグビー部に入部した私の友達2名が練習に来なくなりました。
理由はめんどくさくなった、との事。

先生が私の元にやってきて問います。

『携帯持ってるか?』

高校では当時、携帯電話を学校に持ってくる事は校則で禁止されていました。
私は咄嗟に嘘をつき、

『携帯電話?持ってないです。』

すると先生は、

『携帯を持ってきてる事はわかってる、そんな事、どうでもいいから無断で休んでる2人に電話をしてくれ』

バレているなら仕方ないか、携帯を持ってきている旨を伝え、電話をかけました。
どうやら無断欠席の2人は家にいるようででした。

先生に伝えたところ、ありがとう。ちょっと行ってくるから後は任せた!と言い残して自転車で学校を出て行きました。

先生は2人の家に突撃をしに行ったのです。

私はその時、そこまで親身になってくれるんだと思いました。
普通なら辞めさせるか放っておっておくかだと持っていました。

先生は2人の家にいき、見事に説得し、やる気を再度出させて連れ戻してきました。

初試合は負けたけど、このチームで勝ちたいと本気で思うようになりました。

そうしていると夏合宿があると告げられました。
地元にある合宿所で行うとの事でした。

合宿も初めてだったのでみんなと行けると思うと旅行気分になっていました。
この合宿が地獄だということも知らずに、、、

次回:脱落者続出!地獄の夏合宿。

になります。

次回もぜひ見てやってください。

引き続き、宜しくお願いします。

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