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Vol.8 高校生編〜青い春がくる!恋物語・最後は少しホラーです〜

ラグビー部で練習に勤しんでいた私でしたが、高校で唯一お付き合いをする事になった相手がいるので紹介をさせてください。

それはラグビー部マネージャーのKさんです。
弱小ラグビー部でしたがマネージャーが2人いました。
一人は私たちの小学生からの同級生のTさん。
気が強く、男勝りですがメンタルは弱く、少し危険な香りがする様な女性でした。
私たちがラグビー部に入るというとマネージャーとして来てくれるという事で入部してくれました。

もう一人が私がお付き合いをする事になる女性ですが、高校で初めて会った女性であり、クラスは違ったのですが同級生でした。

副顧問のS先生は変わった先生ではありましたが話のわかる人で、生徒からよく相談などを受けており、生徒と距離が近い先生でした。
普段は情報の授業(主にパソコン)を担当しており、休み時間や放課後は他の先生に関与されない事から情報の部屋を自由に使っており、相談がある生徒や仲良くなった生徒の遊び場兼人生相談の場として使わせてくれていました。
Kさんも色々相談に乗って頂いていたらしく、S先生と仲良くなり、ラグビー部に誘われて来たのだそう。

最初は特に意識はしていませんでしたが、ある事がキッカケで気になる様になりました。
それは、TさんとKさんの仲が悪い、Tさんは部員とも仲良くしていたので少しKさんを仲間はずれの状態にしている、という情報を聞いてからでした。

私その時まではマネージャーの事も気にかけておらず、話を聞いただけで特に信じていなかったのですが、
ある日、私が一番最後までの残り遅くまで部活をしていた時にKさんと2人なった時がありました。
今までそんなに話した事もなかったのでこの機会に話をしてみる事にしました。
話を聞くと確かにTさんと仲は良くなく、部活メンバーとも馴染めていないとの事でした。正直、今の環境は辛いと。
家も一人だけ逆方向であり、その日は時間も遅かったので話を聞くついでに家まで送って行く事にしました。
帰り道で色々と話をして、少し仲良くなる事ができました。
その日から私はKさんを送って行く事に決めました。
話を聞いた以上、一人で悩んでいるKさんを放っておくことができなかったからです。
Tさんに私から話をする事も提案しましたがKさんとしては本意ではなかった為、私はKさんの味方でいる事を約束し、一緒に帰る事を日課にしました。
私も以前の記事で書いたように家が好きではなく、帰りたくないという気持ちも正直ありましたし、一人で悩む辛さは知っていたので自分がいることで少しでも力になれればいいなと思っていました。

そうして毎日、一緒に帰る様になり、さらに仲も良くなっていきました。
そしていつの間にか仲がいい部員とマネージャーという関係からKさんの事が好きという感情に変わっていきました。
一緒に帰り、Kさんのマンションに到着した後、マンションの下で喋る事がお約束になっていたので告白するならそこだなと考え、タイミングをみて告白をしました。
Kさんも私の事を好きになってくれていた様でOKをもらい、晴れて付き合う事になりました。
そこからはいつも通り一緒に帰り、Kさんの自宅でご飯をご馳走になり帰るという風になっていました。
Kさんのご両親も優しい方で私が家に行く事を受け入れてくれました。

学校生活ではラグビーに打ち込み、学校が終わると恋愛をして毎日がしんどかったですが一番の青春時代でした!

KさんもTさん、ラグビー部員と徐々にしがらみが無くなりました。

Kさんとの付き合いは2年程続きました。
いろいろな思い出がありますが、結論から言うと最後はKさんが親と喧嘩をして家出し、私が家でかくまっていた事がKさんの親にバレたことがきっかけで、別れることになってしまいました。
しょうもない理由ですが、高校生の時の恋愛はそんなものでした。笑
今思えば、起きた事柄について別れると言う話になっても付き合い続けたいという気持ちを言語化する事ができ、Kさんに自分の思いをしっかりと伝えれていたかもしれませんが高校2年生の私にはそれができませんでした。
後悔もありますが、Kさんとお付き合いしている中で楽しい思い出がたくさんでき、青春を感じる事ができたので本当にいい思い出です。

最後にKさんとお付き合いをしている中でホラーエピソードがあるのでそれを紹介して終わろうと思います。
季節も夏ですので少し怖い話になります。

Kさんは霊感があり、Kさんの妹さんからもお墨付きをもらう程でした。
妹さん曰く、一緒に寝ていて深夜目が覚めてふとKさんの方を見ると、Kさんの枕元で小さな男の子が走り回ったり、Kさんの枕元で体育座わりをしながらずーっとどこかを指さしていたりと、その様な怖い話をいくつか聞かされました。
私の母もかなり霊感が強く、私が小さい時からなかなかここでは描きにくい体験も多々ありましたので、妹さんの話を信じていましたし、私自身、今現在も霊的なものについては信じています。

私がKさんと一緒にいた時に起こった話を二つ書きたいと思います。

①筆箱回転事件
Kさんと家で一緒に学校のテスト勉強をしていた時の話です。
テスト勉強の時はレンタルビデオショップで二人で選んだDVDを借りてきてそれを見ながら勉強をする事が多かったのですが、私チョイスのホラードキュメントのDVDを見ていた時でした。
Kさんが『何かいる気がする。変な感じがする。』と言い出しました。
私が『いやいや、気のせいやろ。』と答えた瞬間でした。
部屋の電気が勝手に落ちて、
『チャリン!』という音がなりました。

電気が消えた事にも驚きましたが、音にもびっくりした私は周りを見るとKさんが使っていた筒形の筆箱が誰も触っていないのに机の上で急に1回転したのです。
チャリンと言う音は筆箱のチャックの金具についていたチャームの音でした。
二人で顔を見合わせて『今、筆箱回ったよね?』
『うん、、、』
回転する筆箱を目の当たりにし物理的には説明ができない動きでしたので、めちゃくちゃ怖かったです。

②ガスコンロ自動点火
2つ目は初めてKさんお家に泊まりに行った日の事です。
Kさんの妹さんと3人で午後7時ぐらいに夕食を食べ、しばらくのんびりした後、別の部屋でKさん、Kさんの妹、私の3人で話をしたりゲームをしたりして遊んでいました。
Kさんの家族はその日は帰ってこない予定だったので家には3人しかいませんでした。
深夜2時過ぎ頃だったと思います。
ホットケーキの様な匂いがリビングの方からして来ました。
何の匂いだろう?と3人でリビングに行くと、消したはずのガスコンロが点火しており、上に置いてあったフライパンが焦げており、煙が立ち上っていました。
慌てて火を消しました。
火を消した時は夕食の時の消し忘れだろうと思いましたが、落ち着いてからよくよく考えると夕食を食べてから約6時間火が付けっ放しであったのは考え辛いです。
もし火がずっとついていたのであれば、もっと早くフライパンが焦げて臭いや煙で気付くはずであり、しかも夕食を食べてからしばらくの間はリビングにいたので火がついていればそもそも気付くと思います。
火を消した後、冷静になって3人で色々話をしましたが答えは出ず。
まぁ何かの間違いだろうと思っていました。

しかし1週間程経った日の事です。
Kさんから驚く事を聞かされました。
Kさんはマンションに住んでいたのですが、同じ棟の上層階で火災があったとの事。原因は不明。
私はその話を聞いた日にKさんのマンションを訪れました。
すると、Kさんが住んでいた数階上の部屋が真っ黒になっていました。
ボヤ騒ぎどころではなく、部屋が燃えて外から見ても室内が黒くなっているのがわかるほどでした。
怪我人などがいたかは当時、聞かなかったのですが、泊まりに行った際のガスコンロの火が勝手についた事を思い出し怖くなりました。

どうでしょうか。少しは背筋がゾクっとなりましたでしょうか。

これは実話です。当時を思い出しながら記事を書いていますが、書きながら怖くなっています。笑

それでは今回はこの辺で!
次回もご覧いただけますと嬉しいです。

ありがとうございました!

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