人生は惑星のようなもの 生まれてから最後の日まで たくさんの人の自転と私の自転が 出会ってそして別れていく 一度出会ったらその後出会えない人も 何度も同じ時間を共有し合える人も それぞれの人生という周期で旅をしている 約束をして果たせなかった時はそれぞれの 周期が合わなかったんだと思うと楽になる もし また出会える日が来たとき広い宇宙の中で 出会えてよかったとこれまでの旅の話を 美味しいものを食べて語りあってほしい 大切なことに出会う回数はきまっている その時間を楽し
仕事終わりの会社前、 朝から続いた雨が止み涼しい風が吹いた 雨上がりの"あの香り"がして僕の記憶が あの日を呼び起こした ウキウキを隠せずに小走りで帰った帰り道 ドキドキを隠せずに早歩きで帰った通学路 駅前のシャッター街を通り過ぎて向かう駅 駅前のシャッター街を通り抜けて向かう家 学校の近くのコンビニで食べる唐揚げ 自宅の近くのコンビニで食べる串焼き 友達と遊びながら渡った交差点 友人とはしゃいで渡った歩道橋 学校の机に落書きをした授業中 学校で空を眺めて
僕が好きな彼女は、前髪を横に流したセミロング肌は透き通るような白い色をしている 私の好きな彼は、黒髪の癖っ毛で瞳はきらきらした薄茶色、そして肌は日に焼けて少し浅黒い 彼女は電車通学で僕はいつも彼女の座る同じ車両に同じ扉から乗る 彼は電車通学で私は彼が来る扉の一番近いところに座る 今日もいるかな? 今日も来るかな? 一度も話した事がない 恥ずかしくて話せない もし話しかけたら彼女はどう思うだろうか 話しかけられたら平常心を保てるだろうか 彼女と同じ朝の15分間が幸せで
はじめまして虎野めろんです。 小さい頃からお話を考えたり それを自分で読んだりするのが好きです。 文字の紡ぐ流れやリズムを大切に、 フィクションとたまに私の話も交えて 楽しく書いていきたいと思います。 読んだ後に心があったかくなる様に心を込めて、 よろしくお願いします。