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少し、イラついております。

親が部屋に来た。
僕は嫌気がした。

親は、新聞記事を持ってきて僕にこう言った。
はいこれ。こういう意見もあるよ。
僕は、それだけを言って立ち去って欲しかった。
僕の経験上この人が、ずっとここにいると
いがみ合いになるから。

この記事の内容は、「日本人が全員株主になろう」っていう感じだった。

僕は、親に「こんなことをするよりも、
新しい力を叩かない方がいいんじゃないの」とこぼしてしまった。
それが誤算だった。
それから、少しの間親との討論会になった。
投資信託を親は、銀行の窓口で買うと言っていた。
親は、銀行で働いていたのにそう言う。
私は、古い人だからと。
その言葉が僕には、
ただ成長したくないだけのように聞こえた。

窓口で買えば、たくさん手数料が取られてしまう。
親はそれを知っていながら、買うと言っていた。

どうやら親は、投資をするには腰が重いらしい。

それから、何が起爆剤だったのか忘れたけど、
少子化の問題に変わった。

その時僕は、早くこの会話終わらないかなって思ってた。
(だって、親は新聞記事を持ってきて、
僕のバイトの面接の合否を聞きに来ただけ。

僕の一言がなければ、こんな事態にはならなかった。)

別に対策なんかしなくていいと親は言う。
お金を配ったからって、子供を作るわけではない。
よって、金配りなんかしなくていい。

僕が、安全要素の一つとして、
お金はあった方がいいんじゃないの?
と聞いてみた。
すると親はこう答えた。
お金がもらえるからって作るものではない。


僕は、このままじゃダメって思って、
親の意見に同意しだした時
親は拗ねたような態度を取るようになった。

どうせ、私の言うことなんて聞かないんだもんね。

僕は、この言葉に少し、イヤ9割近く
イラっとした。
今日までの親子関係は久しぶりに良好だった。
親は、突然重いカーテンを閉めた。

僕は、日韓関係にそっくりだなと思った。


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