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「勉強しなさい」はもう言わない

僕は、親によく勉強しなさいと言われた。
別に親が言っても言わなくっても、僕は結局勉強しなかっただろう。
それは、自分の居場所が把握できてないから。
中学の頃の多分僕は大丈夫って思って、結果は中の下。
凡庸な成績だった。

凡庸と言うのも少し背伸びしてる。

それでも、親は僕に真正面から向き合ってきた。
早く勉強しなさい。
僕はまだ分かっていなかった。
自分のことを過大評価をしていた。

高校生になって、少しは変わった。
周囲の人間があまり勉強しなかったからか、
僕はできる奴だと思ってた。
そう思ってると、なんでもできる気がしてそれからは
勉強が楽しくなった。

やっと主体的に勉強ができた瞬間だった。

ところで、最近親が僕に弟の愚痴を言ってくる。
僕は気持ち悪いと思いながらも、その話を聞いていた。
親は僕にこう言ってきた。
アイツに勉強教えてあげてくれない?
僕は首を縦には振らなかった。
なぜなら、僕がイライラしてくるだけだから。
よくありませんか?
やればできるのに、何もやらない人。
僕は、今までそれだったんです。
勉強っていう誰でも一定量やればできるものを、
ただ ”やる気が起きない” って言ってやらなかったんです。

僕は、その選択に少し後悔はしていますが、
その選択でも正解だったのでは?とたまに思ったりします。

別に、親が子供に勉強しなさいって言わなくていいんです。
だって、損するのは子供なんですから。
別に言わなくていいんです。
それは僕の課題じゃないから。
だから、僕はそこには介入しない。





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