マーケティングのボトルネック
マーケティングというと数字に強い人や大手企業の人がデータを集めて行っているもので、私自身は苦手意識がありました。
ところが、とあるマーケティングの勉強会のコミュニティに入ったときに、考えが変わりマーケティングが好きになりました。
そこでマーケティングにおけるインサイトの重要性を知ったからです。
インサイトとは、顧客自身も気がついていない潜在的な願望や欲求を汲み取ること。
リサーチやデータ収集をして、インサイト(隠れた願望)とプロポジション(提案)を設定することが、マーケティング課題のボトルネックだと理解したとき
「これならできる」とわたしは思いました。
そのマーケコミュには、ほぼ大手企業に勤めている人や出身の人ばかりで、個人ビジネスをしてきた私は場違い極まりなかったのですが、そんな私に勇気が出る言葉をいただきました(直接ではないけれど)
学校から会社に入りそのまま同質のコミュニティの中で生きた人よりも、異質性を経験している人の方が、インサイトを設定するのは上手いし、意外性があり面白い、とのこと。
さまざまな人と会い多様な経験している人こそ、インサイトを掴みやすいし、さまざまな価値観を許容しやすいものなのかもしれません。
たしかに私が関わってきた人の社会的な振り幅はめちゃめちゃ広いです。
XXの創始者の御令嬢や子孫から別荘に招かれたり、コンラッド東京(当時年会費1000万円)にお呼ばれしたかと思えば、廃品回収のおばさんに気に入られたり、心やさしいチンピラもどきと付き合いがあったり、海外から国費留学してきた東大の留学生とか、出稼ぎの外国人まぇさまざまな方と関わっています。
ただ同席したとか、名刺を交わしたというレベルでなく、一時的に交流が発生していました。なぜかいつも気に入られてきたのです。これはわたしの意識しない強みかもしれません。
子供の頃から、打ち明け話をされたり信用されたりしやすかったので、本当にいろんな人生を見聞きし(ときに巻き込まれ)た半生でした。
なので、なにも頭脳プレーに長けた世界の人たちに引け目を感じる必要はないのかもしれない
と思ったら、マーケティングが楽しくなってきました。
インサイトとプロポジションをまず設定し、必要な調査は頭脳を使うところは難しければ、頭の良い人にお願いしたりしながら、エンパシーを発揮してたのしくマーケティングに取り組んでいます。
インサイトの抽出の仕方わかりやすく順序立てて書いてあり、参考になる本はこちら
桶谷 功 著 インサイト実践トレーニング
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