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【誤植?】高校情報Ⅰ教員研修用教材 マイクロビット(micro:bit)Pythonプログラム 005_第3章コンピュータとプログラミング(P109)加速度センサ

2022年度からの高校「情報Ⅰ」新設に向けて、文部科学省から提供されている、教員研修用教材の内容をかみ砕き、独自に動画解説をYouTubeで順次アップしていっています。

今回は、第3章コンピュータとプログラミングの学習12で用いられているマイクロビット(micro:bit)をセットアップから分かりやすく解説しようと、自らマイクロビットを購入し検証しているのですが、誤植っぽいものを発見したので、備忘の為、noteに記載しておきます。

該当箇所は以下P109の演習問題

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誤植と思われる模範解答

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◆前提知識◆

(私もマイクロビットさわるのが初めてだったので、調べた前提知識として) accelerometer.get_x()でマイクロビットのx軸の傾きを取得している。

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上記の様に右の傾きは 正の数値 左の傾きは負の数値となる。

この100の数字は、初めは角度と思っていたのですが、調べた結果 傾きを0~1024までの数字で表しているみたいです。
なので水平→0 右下に45度→500くらい 垂直→1024 というようなイメージ(これ調べるの時間かかったので、出来たら教材に記載してほしいという個人的な感想・・・)
https://microbit-micropython.readthedocs.io/ja/latest/accelerometer.html

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すでに、気付いた方もいらっしゃると思うのですが、
演習2は左の傾きの場合 「L」を表示しなさいという問でフローは

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つまり右の傾きである1~99 でも L と表示されてしまう可能性があるのでは?ということで検証したら

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想定通り、右にわずかに傾いているにもかかわらずLが表示されました。

さらに上記のフローだと、絶妙な角度の100のみしか「ー」のelseに行き着かないプログラムになってしまいます。

マイクロビットの公式ページには以下のサンプルがあります。

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https://microbit-micropython.readthedocs.io/ja/latest/tutorials/movement.html


ハイフン(水平)を表示させるには、わずかな傾きの範囲をelseに入るようにしないといけないです。

問題文を、「傾き100を基準としてそれより左の傾きをLとする」と記載すれば、なんとなくつじつまは合いますが、模範解答を以下にするのが妥当(簡単)かなと思っています(動画解説は以下で作成する予定)

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考え方によっては、「このプログラムにはどこか間違いがあります。
想定される誤りを具体的に記述せよ」 とかいう問題だったら思考力鍛えられそう。(実際、私が間違っていること前提に、結構いろいろ調べました。。)

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◆◆出来上がった動画解説◆◆



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