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「営業成績が悪い」は課題ではありません

課題という言葉がいろんな意味で使われていますが、課題解決と言うぐらいですから解くべきものと限定して使うべきかなと思います。

※まあ英語のissueもやたらと意味が多いんですけどね。

実際まともなコンサルタントは、この意味で使ってます。まともなコンサルタントかどうかを見分けるには「課題って何ですか?」と聞くといいかもしれません。

だから「お金がない」は課題じゃないんですね。「なぜお金がないのかわからない」というのが課題と思います。

だいたい何でもそうで「営業成績が悪い」というのは課題ではなく、「なぜ営業成績が悪いのかがわからない」というのが課題だったりします。

実際にはここまで単純ではなく、なぜなぜを5回ぐらいやると本当の課題が見えてくるみたいで、トヨタさんがそういうことを社員にやらせていますよね。

課題が設定できれば、じゃあ実際何をしているのか、すなわちファクトを調べようということになり、ここで初めてデータを解析する意味が生まれてくるのです。

あたりまえのことを言っているようですが、このあたりまえのことを理解していないからデータを使いこなせないという会社が大半――
というのが我が国の現実のようです。


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