あきにゃん

回路設計の仕事しています。

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最近の記事

誰が猫の首に鈴をつけるのかーアイデアソンのその先へ

最近SDGsなど、社会的な課題に対しての解決を図る(ための)アイデアソンなんかも行われているとは思います。 小学生の授業などでも課題を見つけて、それを解決する方法について話し合う形式のものもあるとは思うんですが。 課題を見つけ、その解決すべき点を見つけ、その解決策を考える、それ自体はいいとは思うのですが、その議論が問題解決の当事者不在のまま進むことって、大いにあると思うんですよね。 特に学校の授業なんかでは事前リサーチが十分に行われないまま、議論が進展することってあると思い

    • "master/slave"がダメでなぜ"colorblindness"は通ってしまうのか

      てみじかに。 昨今、"master/slave"のような、人権問題を想起させる言葉をつかわないようにしよう、という動きが各方面で見られますが、 "colorblindness"、つまり色覚特性少数派(いわゆる色弱)に関して 「色が識別できないわけではない」にも関わらずblindnessという言葉を使うことにより「色が識別できない」という誤解を生む表現となっていることに関しての議論が進んでいないようには思えます。 「人権問題に配慮しています」という形式だけの「いいかえ」では

      • 自身の快適性の追求によるネット上のソーシャルの分断は健全なのだろうか?

        twitterなんかで「予防ブロック」なる、自身の周囲のソーシャルの快適性を追求するために行われるブロック行為なのですが、自分は「これってネット社会において健全な活動なのだろうか?」と割と思ったりします。 その上位版が「特定ユーザをフォローしているユーザをブロックする」という行為なのだと思いますが、こういうのって過度にネット上のソーシャルの分断を招くことにつながるんじゃないか、って気はしてます。 自分がたとえばtwitterの予防ブロックに関してもやもやした気持ちを抱くの

        • コンテクスト不在のコミュニケーション

          いまのtwitterとかがそうなんだと思いますけど、ネット上の発言において前後の文脈やその発言がなされた背景、つまり「コンテクスト」が不在のままコミュニケーションが行われているのではないか、と思っております。 昔よく言われたことですが「ばかだなぁ」という言葉一つとっても、その発言が仲間内のものだったりするか、あるいは見ず知らずの人間に向けられた侮蔑の言葉になるのか、というところは、それがどう発せられた言葉であるかで全く意味合いが異なります。 で、自分もいくらか炎上した経験

        誰が猫の首に鈴をつけるのかーアイデアソンのその先へ

          「疑わしきは罰せず」の原則-無自覚に炎上に加担しないために

          寝起きの頭で考えてたことをサクッとメモ書きしておきます。 よくネットで炎上することといえば、なにか社会通念上問題があったり、到底一般的に許しがたいことが多いのですが、ここで「疑わしきは罰せず」の原則に立ち返るべきなのではないか?とは考えております。 まず ・私には彼らを罰する権利や義務、あるいは資格を持ち得るのだろうか? ・彼に対して自身が責任を負っているのか? ・彼の所業について、そこに悪意や故意、重大な過失がなかったか? ・自分がそのことを彼に直に指摘すること

          「疑わしきは罰せず」の原則-無自覚に炎上に加担しないために

          MakeCodeのmicro:bit用拡張ブロックを翻訳する

          マイコンボード"micro:bit"はwebブラウザ上のMakeCodeという開発環境で、scratchのようなブロックプログラミングを行うことができます。 ↓こんなかんじ。 そのブロックなのですが、"拡張ブロック"というものを使うことができて micro:bit上で様々な機能を拡張するボードを使うことができるようになります。 本件は「その拡張ブロックを翻訳する際の備忘録」として記録します。 イントロダクションmicro:bitで"dfplayer mini"という

          MakeCodeのmicro:bit用拡張ブロックを翻訳する

          EAGLEでのLibrary Loaderによるライブラリのロードの調子がおかしいようだ-その解決策

          まず、自身の環境。 win10 64bit EAGLE 9.5.0 standard 自身は仕事で基板CAD"EAGLE"を使っているのですが、それに使う電子部品の"ライブラリ"、つまり電子部品のピン配置やはんだ付けするパターンの形状を保持したデータ集が必要になります。 それはだいたい"component serch"からダウンロードして使うのですが、 便利なツールとして"library loader"というものがあります。 ところが、最近EAGLEの仕様が変わった

          EAGLEでのLibrary Loaderによるライブラリのロードの調子がおかしいようだ-その解決策

          ちょっと自分の中学の理科の先生の話をさせてくれ。

          とうとつだけど、自分の中学の頃の理科の先生の話をさせてほしい。 自分の中学の頃の理科の先生(T先生とでもしておこう)は今思うと、自分が自然科学に興味を持つきっかけを与えてくれた先生だった。 これからその先生の授業について書いていきます。 ・お前は本物のクモを知っているか?最初の授業は「クモの絵を書いて、その特徴を思いつく限り書く」というものだった。クモなんて日頃よく見てないと特徴がわからないよね?足は6本だった?口から糸をはく?ムネはあったっけ?そういう記憶と妄想を織り

          ちょっと自分の中学の理科の先生の話をさせてくれ。

          ライフハック、一度考えてから実行しよう。

          こういう時世になると、ちょっとしたライフハック系のノウハウ、例えば昔でいう「伊藤家の食卓」やらでやっていたような生活に役立つちょっとした裏技的テクニックが広く拡散され、みんな「これは便利だ!」と実行に移すことがあるのですが ちょっと待ってください。 今試そうとしていることは「裏技」ですよね。 その前に、それを実行してよいか、実行する費用対効果はあるか、実行した結果それがもたらす結果について、今一度考えてみませんか? 以前に自身がツイッター上で IPA(イソプロピルア

          ライフハック、一度考えてから実行しよう。

          椅子取りゲームをしない生き方-脱コミュニティの一生

          なんとなくボツッと思ったことを書いてみる。 なんだかこのごろ、というか前からか。 みんな自分の居場所なり、立場なり、お金なり、なんなり、限られたものを奪い合って生きているような気がしている。 自分の居心地の良さを求めて、他人を蹴落としたり排除してまで居場所の良い場所を確保しようとしている。 それがなんだか椅子取りゲームのように思えて。 よく「コミュニティの一生」なんて言って、面白い人が集まって、面白くない人も集まってきて、面白くない人が内輪で盛り上がってコミュニティ

          椅子取りゲームをしない生き方-脱コミュニティの一生

          モノの取捨選択-モノに仕事してもらおう

          仕事しないモノは処分しよう自分はお片付けが下手、というよりも、モノをため込みすぎてパニックを起こすのがそもそもの原因です。断捨離、という言葉もありますが、優柔不断な自分はなかなか踏ん切りがつきません。しかし、「モノに仕事をさせる」という概念で考えたところ、これはうまくいきそうだ、と思いました。そこで、お片付けやモノを集めがちな人たちに向けて、モノの取捨選択についての指針というものをまとめてみましたので、ご覧ください。 そのアイテム、仕事してくれますか?例えば昔のテレビゲーム

          モノの取捨選択-モノに仕事してもらおう

          「動物園メソッド」でお片付け!

          突然ですが、私はお片付けが大の苦手です。なぜ苦手かその理由を列挙しますと モノの数と種類が多すぎて見るだけで疲れる モノを種類ごとに分別できない 分類の区分(物理的な大きさ、使用用途などモノの属性)の優先順位がつかない 上記の理由により、すごく片付けが苦手なのです。 しかし、これらの理由から考えると「モノの管理コスト」というものが高いため片付けが億劫になっており、「モノの管理コスト」を低くすることによって片付けに費やす労力が減り、片付けへの負担が軽減される、と仮説を立て

          「動物園メソッド」でお片付け!

          そうだ仕事場にVRを置こう

          結論から言いますが VRはいいぞ。自身は自営業で一部屋のオフィスを借りているのですが、これまで倉庫同然だったオフィスを片づけたことにより2mx2m程度の空きスペースが発生しました。そこをプレイエリアとしてVR機器を配備したのですが仕事のリフレッシュとして効果的だと感じました。以下、仕事場にVRを置くことのメリットについて述べていきます。最近増えたリモートワーカーの方々にも参考にしていただきたいと思います。 ・いい強度のエクササイズになる 感染症の予防の観点で外に出歩いて運

          そうだ仕事場にVRを置こう

          脱「非モテ」-衛生観をアップデートしよう

          前置きしておきますが、私はあまり衛生的な生活をしているわけじゃありません。先日自分が机を撮影したところ、うっかり机の上に直置きしたパンについて家族から指摘される程度です。ほとんどの方には「当たり前だろう」って話なので、当たり前ならスルーしてください。身に覚えのある方はお読みください。 そんな衛生観に欠けている私ですが、この感染症が蔓延しているこの時期を機に、衛生観をアップデートすることにしました。 さて、世の中、お世辞にも素敵ともいえないおじさんが跋扈しているわけなのです

          脱「非モテ」-衛生観をアップデートしよう

          noteをはじめたわけ-twitterとの使い分け

          最近noteをはじめたあきにゃんです。 これまではtwitterを主な表現の場としてきたのですが、noteなどのブログライクなサービスのほうが自分にとってのびのびと表現できると感じました。 理由は二つほどあって 思ってることをそのまま書いてしまいやすく、まとまったメッセージを伝えにくい twitterのソーシャル性が強くなった という点があります。 twitterは思っていることをそのまま思いつくままに書けてしまう部分は便利ではありますが、短文ブログサービスである

          noteをはじめたわけ-twitterとの使い分け

          noteはじめました。冷やし中華は夏までお待ちください。

          はじめましてのかたも、そうでないかたもいらっしゃいますが、あきにゃんと申します。 仕事は電子回路の試作、設計をやっております(基板のアートワークやらマイコンのファームウェアとかやってます)。あとは地域の工作室のスタッフなんかもやっております。 技術系全般の話は好きで、最近だとVRなんか興味がありますね。VRChatのワールドとか作って遊んだりしてます。あとは3DプリンタとかCNCフライスだとか。 ここには思いつくままつれづれ書いていこうと思います。あとからくる人の目印に

          noteはじめました。冷やし中華は夏までお待ちください。