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宗教2世の苦悩#2

この前の続きなんですけど、今日は両親が離婚に至るまでの経緯をお話ししますね。
母が宗教に入信してからしばらくして、父と不仲になっていったんですよ。急にとかではなくてほんとに徐々にって感じですね。自分はまだ小学校低学年だったので雰囲気で伝わってきてたって感じですね。家族全員で出掛ける機会も減っていって、夜中に両親が喧嘩してる場面も見かけましたね。その時何が原因で喧嘩してたかは分からないんですけど、母は父の浮気が原因ってのちに言ってましたけど…それも真実なのか、どうか。
まあそんな期間が続いてある日、父が転勤になったんですよ。それで引越す事になって当然転校もする事になって、父の両親の家に同居する事になったんですよね。
今思えばそれが人生の転機というか、決定的なきっかけになった感じですね。この引越しがなかったら人生全然違ってたかもって思います。
父方の祖父(以降つとむ)がめちゃくちゃ酒癖が悪かったんですよね。毎日のように近所に飲みに行って、泥酔して帰ってきて暴力を振るうんですよ。いわゆるDVですね。孫達にDVはさすがになかったですけど、母は度々受けてまして。今でも鮮明に覚えてますね。
つとむが帰って来たから隠れろ!って言われるんですよ。暴れ出したら誰も止められないから…。
父は仕事か浮気かほぼ家に居なかったし。
そんな事が続いたらもう行き着く先は決まってるじゃないですか。
引越して同居始めて2ヶ月で、母と兄弟3人で家出することになるんですよ!
4人で計画立てて自分と姉は友達の家に行くって言って自転車で。母と弟は車で。ちょっと時間差で家を出て近くで合流して、家出先の隣の市まで自転車を漕いだことは一生忘れないですね。
その時の心情としては母が可哀想、これ以上あの家に住んでいたら何されるか分からない。
でも無理矢理連れて行かれた訳ではなかったんですよね。ちゃんと選択肢はあったんですよ。母に聞かれたんですよ。お前はどうするって。
でも母とも兄弟とも離れたくなかったし、母が心配だったから、迷わず母についていくって言いましたよね。
つとむのDVは別として、全ての根底には宗教があったんじゃないかなって最近になって思ってしまって。
その考えに至る出来事が最近あったからなんですけど。それはまた次回お話ししますね。

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