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ミュージカル作品紹介vol.1/アラジン

早速のネタ切れ、ではなく「もっと沢山の人にミュージカルを知ってほしい!」という一心で毎月1本ずつミュージカルを紹介していく。

この作品紹介をするにあたって、「あなたの好きなミュージカルは?」というアンケートを取った。この場を借りて、ご協力くださった皆さまありがとうございました。

アンケートの内容は50本のミュージカルの演目名が並び、好きなミュージカルを1〜3位の順で投票するというもの。

ミュージカル観たこと全然無いよっていう人には、聞いたことのあるミュージカルや観てみたいミュージカルを選んでもらった。

年代に偏りはあれど、最も好かれ、興味を持たれているミュージカルは『アラジン』でした。

ということで、本日は『アラジン』を紹介していきます。

2015年に劇団四季が四季劇場「海」で日本初演を迎えたこの作品。

〈ストーリー〉盗みを働いて毎日を過ごすアラジンがひょんなことから王女であるジャスミンと出会い、互いに惹かれ合う。けれど身分違いゆえにアラジンはジャスミンの側から身を引く。密かに王位を狙う王国の大臣であるジャファーは洞窟にある、願いを3つ叶えてくれる「魔法のランプ」を手に入れようとしていた。その魔法のランプを手に入れるにはダイヤの原石と呼ばれる人物を連れて来なければならなかった、それがアラジンであった。アラジンはランプの魔人ジーニーと出会い、ジャスミンと結ばれるため願い事を叶えていく。が、ジャファーに行く手を阻まれ……さて、アラジンはジャスミンと結ばれることが出来るのか?

(物語の要約苦手過ぎて伝わっているか不安)

今年の6月には青いウィル・スミスで話題の実写映画化され、ますます人気が増していくであろうこの作品。

このミュージカル『アラジン』の魅力をあくまで私目線で紹介していく。

①アラン・メンケンの楽曲

ディズニーっぽいなぁ〜と思う曲は大抵作曲家がアラン・メンケンである。「A Whole New World」や「Friend Like Me」は誰もが一度は聞いたことのある曲であろう。しかし私はこのミュージカル『アラジン』の曲はどれを取っても素晴らしいと思っている。

エリザベートやモーツァルトの本物を観たことが無いので真のミュージカル好き、というにはまだまだかと思うが、これまでに回数で言うと200回くらいミュージカルを観てきた私からすると、どんな演目でも最低1曲は眠たくなる曲がある。しかしこの『アラジン』にはそれが無いのである。

特にオススメは「These Palace Walls」「A Million Miles Away」「High Adventure」の3曲である。

「These Palace Walls」はジャスミンが自由な世界に行きたいと思いを込めて歌う曲。最後のハイトーンが女優さんの歌の上手さを左右するけれど、ジャスミンの最もジャスミンらしい曲なので大好き。

「A Million Miles Away」はアラジンとジャスミンが初めて出会い、二人で歌う曲。二人の気持ち良いハモりにうっとりする。

「High Adventure」はアラジンの仲間三人が捕らわれたアラジンを救いに行く曲。サビが何度も何度も繰り返されるのに、それが飽きずにどんどん楽しくなってくる。男声三部で高音が続くが、それがまた聞き応えがある。

その他の曲も本当に最高なので、出来れば生で、難しいならCDでも是非聴いてほしい。

②華やかな舞台美術

好きな衣装の舞台ランキングで言うと、私ランキング1位。カラフル、艶やか、目がいくつあっても足りないとはこのこと。

そして舞台装置もすごい。全部自動。手動の装置一切無し。

特に何と言っても空飛ぶじゅうたん。これ、本当に飛んでる。ワイヤーとか本当に見えなくて、そしてこのシーンは満天の星空。感動。夢見てる気分になれる。

③キャラクター

メイン・アンサンブルともに個性的なキャラクターが多くて飽きない。特にランプの魔人ジーニーは下手なお笑い芸人さんより断然面白い。

リトルマーメイドあたりから浅利慶太さんが訳を担当しなくなったんだよね。私は浅利さんの訳も好きだけど、この作品には少し乱暴な言葉が合ってるかも。

普通にお客さん巻き込んでくるし、アラジンの仲間三人の掛け合いとか本当に最高。大いに笑ってほしい。

以上!
語ろうと思えばきっといくらでも語れるけれど、長文になり過ぎてしまうのでこのへんで。

来月は二人の魔法使いのお話。ミュージカル好きは毎回のこの最後の一文で次のミュージカル当ててみてください〜!

次回もお楽しみに!

P.S.
アラン・メンケンに触れたので、最新情報も載せるのですが、つい昨日アラン・メンケン作曲の『リトルショップオブホラーズ』が2020年3月に上演されることが発表されました!結末が実は2種類あるとされるこの作品。舞台版はどちらの結末になるか、今から楽しみ。

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