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常に考えると気づきの多い「人の振り見て我が振り直せ」


関西に10年住んでたせいか、もともとの性格なのか、私はとてもせっかちだ。

すぐ結論を求めるので、夫とケンカしたら、彼は黙るタイプだけど、私はそうされるとイライラしてしまう。

1番イライラする原因は、その黙られた時間。
彼は彼でいろいろ考える時間だと思うけれど、私はこの時間あればあれができるこれができる、ああ、もったいない!と思ってしまう。

だから、考える時間が欲しいならそう伝えて欲しい。「明日までには考えまとめて話す」とか、そういうのがほしい。


と、ずっと思ってた。


そして昨日気づいたのは、もしかしたら私も同じことをしているのかも?ということだ。


昨日不動産屋さんに行ったとき、私は「このエリアでこういう物件を探している」と細かく伝えたのに別のエリアを提案されたり、価格帯が高いところを言われたりで、いやいや人の話聞いてる?と思ってしまった。

早く情報がほしいからちゃんと考えをまとめたのに、全然違う答えが返ってくるんだもん。
まあ、時間の無駄。

そしたらそこから帰るときの車で夫が同じことをを思ったことを知ったの。


え?私からしたら時間を無駄にする行為はあなたもしてますよ???と心の中で思ったのだけど、そのときに「人の振り見て我が振り直せ」という言葉が浮かんだ。

そして、いつしか何かの本で見た「自分の得意なことは人に対してイライラすること」という言葉も。


基本的に私はレスポンスは早いように心がけてるし、相手の時間を奪わないようにしているつもりだ。

でも、どこかで奪ってしまってるかもしれない。
わたし一度話すと止まらないから、多分そういうときとか。

そして気づいたのは自分で自分の時間をよく奪っているということ。
よく言えばリラックスしているとか、自分の時間を過ごしているとかかもしれないけれど、無意味なネットサーフィンやSNSの時間もたくさんある。

やることやってたら息抜きになるけど、やれてないからこれはただの浪費だ。私はわたしの大事な時間を奪っている。


求めている答えと違うことが返ってきた不動産屋さん、これは人の話を聞いていないから起こることだと思ってる。
きっとわたしも住宅営業のときにやってた。

この設備がよいとか、こういうのが魅力とか。
それ本当に相手が知りたい内容だったのだろうか?


そんなことを考えると、相手にイライラするとき、自分のことも見直さないとなあと思った。

そして、悪いところだけでなく相手の良いところを見る練習もしたい。


不動産屋さんの対応を悪く思うだけでなく、彼は最初から最後まで言葉遣いは丁寧だったしタバコの匂いはしなかったし、平日で人が少なく明日は休みで早く帰りたいときに、閉店前にきた私たちの対応を閉店時間過ぎても案内もしてくれたし、いろいろ情報も教えてくれた。


話を戻すと、夫だって、きっと私に感情的にぶつけないように黙って頭の中を整理してくれてたのかもしれない。

そして私も、その考えてもらってる時間に、相手がどう思ってるかを考える余裕を持っても良かったかもしれない。


時間や心に余裕があると、いろんな可能性や考え方が浮かぶけれど、そのときは感情的になってできないことの方が多いから。

だからこそ、こうやって文字にして改めて、人に対してイライラしたら自分はどうなのか考えよう。

そして相手の良いところを見つけよう。

そしたらそれって私の良いところなのかもしれないし。
私にないところならそれこそ、人の振り見て我が振りなおせだよね。

どうせなら良いところを見習いたい。

でも、悪いところに目をつくなら、自分に対しても改めたい。

そして、相手にイライラすることが自分が得意なことということも。


テキパキ動くことはきっと長所だけど、別の場面ではできないこともある。
そして、それに気づけるのが怒りの良いところなのかもしれない。

もっと冷静に、そして客観的に、相手を見下したり悪く思うことよりも、尊重し見習えるような人間になろう。


それは本当に難しいことだし、30年間そんなこと思ってもなかったから、この30年でそんな人間になれるように少しずつ改善しよう。




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