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2022年6月のTOP5

東京は品川区、西小山にある銭湯「東京浴場」にあるシェア型書店「フロナカ書店街」に棚を構えるTOP5BOOKSです。
毎月なんとなく決めたテーマに沿った本を5冊選んでいます。6月のテーマは「爆音漫画」。バンドを題材にしたマンガを5冊選びました。

2022年6月のTOP5

|敗者復活のうた。/劔 樹人
映画化もされた「あの頃」の作者による中年の元バンドマンの物語。作者自身「あらかじめ決められた恋人たちへ」などで活躍するベーシストゆえ、バンドという社会における悲喜こもごもが体温を持って伝わってきます。

|ハデ―・ヘンドリックス物語/漫⭐︎画太郎
音を伝えられない状況でいかにして音楽を伝えるか。音楽漫画における最大の課題であり面白さだと思います。この漫画では脳天に突き刺さるような歌詞から音楽が伝わってくると思います。
“ギブミーチョコギブミーガムおくれよおくれよ兵隊さん”

|マシカク・ロック/渡辺 カナ
亡き父親の言いつけに従って四角四面に生きようとする優等生の都。そんな都がギターの腕前を認められてバンドを始めることに。
ギターを弾く都の立ち姿がひと際目を引き、そこから音が伝わってくる気がします。

|アイデン&ティティ/みうらじゅん
「ゆるキャラ」を始め、「アウトドア般若心経」、「冷マ」など数多くのマイブームを世に発信し続けるみうらじゅん。バンドブームの渦中にいた作者だからこそ描けるバンドマンの葛藤は、バンドマンでなくても身につまされると思います。

|ジジメタル・ジャケット/泉 昌之
まずはお茶を一杯飲んでからと一呼吸をおいたり、無理が一番体に毒だと一服したり、練習後に銭湯で汗を流したり。
ただ大きな音を出すだけではなく静の部分が上手くはまっているので、全体に流れるリズムを気持ちよく感じることができるのだと思います。


選書しながら吉祥寺バウスシアターの爆音映画祭で見た「爆裂都市」を思い出し、オマージュを込めてPOPもそれっぽく作成してみました。
お立ち寄りの際はぜひ手に取ってご覧ください。


※売切れ、入れ替え等で在庫がない場合はご容赦ください。

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