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12月のTOP5

12月のテーマは青春TOP5。ヤンキーや女子高生などそれぞれの青春を感じさせる本を集めてみました。

|青春デンデケデケデケ/芦原すなお
1965年の四国香川は観音寺で、ベンチャーズのギターに啓示を受けた主人公。同級生を口説いてバンドを組んで、夏休み中工場でバイトをしたお金でエレキギターを買い、初めての練習でバンド名を考えて・・・何もないところから手探りで進んでいく姿がまぶしいです。

|僕に踏まれた町と僕が踏まれた町/中島らも
アルコール依存だった作者が高校の修学旅行で初めて二日酔いになったという初々しいエピソードなど。時代的に「パッチギ!」の雰囲気も感じさせるエッセイです。

|水の中の月/土田 世紀
秋田出身の作者が描く北国育ちのケンズ、キヨス、ヨイヂの物語。何事にも動じないケンズと何事にも動じるヨイヂ。その中でも、格好付けで見栄っ張りのキヨスが一番人間味があり、「キッズリターン」のいきがった金子賢が思い出されます。

|青春少年マガジン1978~1983/小林 まこと
かつて週刊少年マガジンで活躍した小林まこと、小野新二、大和田夏希の3バカトリオの物語です。
心も体もギリギリの状態で人気連載を続けた3人の友情にしびれます。

|さよならガールフレンド/高野雀
息の詰まるような狭い田舎から、外の世界に出ていくときの期待と不安と寂しさが最後のコマに消えていく様が見事だと思います。

※売り切れ、本の入れ替えにより商品がない場合はご容赦ください。



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