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11月のTOP5

テーマは「東京の本」。東京にちなんだ本を5冊選んでみました。

11月のTOP5

|東京風俗帖/木村 荘八
永井荷風「濹東綺譚」の挿絵で知られる作者が昭和の東京を描いた随筆です。「東京繁盛記」で描かれた佃島あたりの風情は今も残っています。
住吉神社の鳥居を見上げて、これが陶器で出来た懸額か、などど時空を超えた気分を味わえます。

|銀幕の東京 映画でよみがえる昭和/川本三郎
「マイ・バック・ページ」の作者による映画の中の東京を巡るエッセイです。成瀬巳喜男監督の「秋立ちぬ」の中で、三原橋の映画館と呼ばれた銀座シネパトスは2013年に閉館したのでした。

|ピエール瀧の23区23時/ピエール瀧
深夜の23区を散歩して回るという企画。特に印象的だったのは、頑固だけど優しい立石「宇ち多“」の親子(「葛飾区」P248~)と、突然ゲストで現れる森山直太朗(「渋谷区」P112~)でした。

|吉祥寺だけが住みたい街ですか?①/マキヒロチ
冒頭、バウスシアターの閉館の案内を見て、「吉祥寺も終わったな」と嘆く重田姉妹。それだけで、彼女たちを信頼できます。吉祥寺以外の物件を紹介するという体裁で東京のいろんな町の魅力が描かれています。1話完結。全6巻の1巻です。

|東京タラレバ娘番外編タラレBar/東村アキコ
「東京タラレバ娘」の単行本巻末のお悩み相談が、連載終了後も送られ続けてたようです。そんな女子たちの念の込められた相談を成仏させるための一冊。
彼氏との年表入りのお悩み相談とか、すごいなと感心してしまいます。


※売り切れ、本の入れ替えにより商品がない場合はご容赦ください。

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