模様替えマニア

思い返してみれば、わたしは部屋の模様替えが大好きだったのだ。

実家に住んでいた頃から自分の部屋をせっせと変えて、一人暮らししてからはごろごろ変えて。これぞベスト！という家具の配置が頭の中に浮かんでしまうといてもたってもいられない。どががががーと動いてしまう。テストの前日だろうがおかまいなしなのだ。

夫と暮らすようになってからも私は1人部屋のベストな家具の配置や収納方法を考えてはセコセコ変えていた。たまにやりすぎて必要なモノをどこへしまったのかわからなくなってしまうというミスをやらかしてしまう。それで海外旅行直前にパスポートを仕舞い込んでとうとう見つけられず慌てて作り直したということもあった。　

モノをなくすと夫に怒られて、しかしわたしはモノをしまう為にやってるのに。この人は怒るばかりで全然考えないだもの。困っちゃうわ！と勝手に思い続けてきたが。昨夜気づいた。

昨夜もまた今住んでる部屋の配置についてわたしの意見を述べていたところ、夫に言われた。

おまえはずーっとそんなこと考えてるな。一生終わらないんじゃないか？

考えないのかしら？あなたは？あれ？もしかしてわたしが特別考えてる？と思ったら、そう、わたし模様替え大好きだったわ、と改めて認識したんです。それと同時にベストな配置が降ってきたのでいてもたってもいられず今朝やりましたわ。どががががーっと。

そしたら以前よりずっとよくなった^_^

わーい！

しかし賃貸。どうしてもぴたっとこない。それは当たり前で家に合わせて家具を買ったわけじゃないのだから。合わせて買い直すか作るかすればいいが、それはやらずにあるモノでベストを尽くしたいとなるとどうしても隙間ができる。

いつか模様替え欲がわいてこない家に住むのが夢。もしくはいくら模様替えしても常にぴたっときもちよく収まる魔法の家と家具の関係がある家ね。さ、もう寝よう。

おやすみなさーい。