「スパイダーマン:ノーウェイホーム」感想後記(ネタバレ無し)
MCU・マーベルファンはもちろんのこと、スパイダーマンファンも納得の作品。
完結編にして、完璧な作品ができあがっていました。
あらすじとして、
前作でスパイダーマンの正体が世間にバレてしまったことから、ピーターだけでなくピーターの周りの人にも世間から叩かれるなどの被害が出ていた。親愛なる隣人として戦ってきたはずのスパイダーマンが、敵を殺してしまったのではないかという世間からの批判や、吊し上げるという行為がそこにはあった。
ピーターは、ドクターストレンジ(魔術師)に助けを求めた。
「スパイダーマンの正体がピーターであるということをみんなの記憶から消して欲しい」と。
記憶を消すということはそれに伴う歪みも大きく生じる危険性があった。時空を歪めるとはそういうものだ、とドクターストレンジはいう。
少しづつ歪み出す世界を、そして壊れゆく街をスパイダーマンはどう決断するのか・・・
マルチバース
まず、この映画のテーマである「マルチバースの扉は開かれる」という言葉であるが、
マルチバースは、いわゆる多元宇宙のことを指す。
筆者はマルチバースのことを、取捨選択した先のそれぞれの世界線のことと考えており、作品でいうところの、あのキャラが死んでいたら・生きていたらどうなっていたか、それぞれの先の世界線が存在する状態のことを指すと考えている。
マルチバースが乱れてしまう、交わらないはずの世界線が交わってしまうことにより、過去作品に登場しスパイダーマンに倒されたはずの敵が今作品で復活してしまうこととなる。
敵が再登場することは、予告の中でも情報が出ていたのだが、
どのように再登場するのかや、再登場した敵同士の掛け合いなどもファンは必見である。
今から観ようという人へ
交わらないはずの世界線が交わることで復活してしまった敵をどうするのか。
ドクターストレンジは、これらの敵を元の世界へ送り戻すと選択する。
敵は元の世界ではスパイダーマンに倒され死んだことになっているため、送り戻すということはすなわち 死ぬこと である。
この考えに反対の意見を持つピーターはドクターに反発し、翻弄されていく。
ここから初めて観ようという方が、この作品を映画館で見るのであれば
過去のスパイダーマン1・2・3
アメイジングスパイダーマン1・2
MCU版のスパイダーマン:ホームカミングスパイダーマン:ファーフロムホーム
の計7作品を復習しなければならない。
もっと深く知りたい!とそう思ったあなたは、
アベンジャーズシリーズも復習してみることを、おすすめさせていただく。
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