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自主練習のについて思うこと。

 多くの野球現場で、4月いっぱいのチーム練習の禁止が発表されています。そんな現状を受けてZoomやLINEなどを利用して選手を管理しようとする試みがいろいろなメディアを通じて私のところにも入ってきます。この取り組みを否定するわけではないですが、今回は私から別の提案をさせていただければと思います。

1.自主練習は自分で調べて、考えて実施しよう!とその前に…

まず、本題に入る前に大前提を共有させてください。それは、

「自主練期間に入って、選手個人のモチベーションがそのままスキルに影響を与える、本当の意味での競争社会になった。」

ということです。皆さん、ご理解いただけましたでしょうか?

 今までの野球界は、所属するチームに依存する選手が多かったためにチーム練習に参加すると勝手に練習をしなければいけない環境にありました。これは、モチベーションの高い・低いに関係なくです。

 ですが、Zoomなどでオンラインで管理することになると、本当に自主練習をしているのかどうかはわかりません。それは、選手のモチベーションに任されることになったのです。

 しかし、今まで個人でモチベーション管理に意識を向けていなかった選手たちは管理を離れた瞬間に「何もしなくていいんだ。自由なんだ。」と自由をはき違えた行動をとりがちです。こうなると、本当の意味での淘汰が始まると思います。

2.自主練習は自分で調べて、考えて実施しよう!

では、モチベーションがある前提で話を進めた時に選手たちに考えて欲しいことは、

「自主練習は自分でメニューを考えよう!」

ということです。オンラインを通じて、コーチや監督からメニューが出ているかもしれません。

 ですが、せっかくチーム練習から解放されているので自分で調べてトレーニングやスキルトレーニングに励むことをお勧めします。ネット上に情報はいくらでも転がっています。ググってみましょう!

 いつまでも、チームに依存することなくこの機会に別の世界を覗いてみてはいかがでしょうか?現在、コロナの影響でいろいろなオンラインサロン が日々生まれています。動画指導なども、月々1000円ぐらいで行ってくれるところもあります。今月のお小遣いを少し使って、新しい世界に触れてみるのも面白いと思います。

自己投資というものになります。

体修塾も、その1つに加えていただければ幸いです。

3.指導者の皆さんへ

 コロナ期間にいろいろな手段を使って選手へアプローチしている指導者の皆さん、お疲れ様です。ですが、この機会を使って少し選手を解放してみませんか?自分のメニューや考え方を押し付けるのではなく、選手を1人の大人と認め、自主練習を任せてみませんか?

 「選手はまだ未熟、自分でやれと言ってもできない。我々が管理しなくては。」と思われる指導者の方も多いと思います。ですが、私たちの元もいつかは選手は巣立って行きます。それを考えると、いつまでも管理していることは指導者としてもどうなのかということを考えてみてください。

 選手を信頼して、選手を解放しましょう。コロナが落ち着いた時に、それぞれいろいろな経験をした個が集まった方がチームとしても価値が高いと思いますよ。

「志高き個が集団を創る」

体修塾のスローガンでもあります。

4.最後に…

 現在、色々なメディアで「afterコロナ」の話題が出ています。ですが、おそらくそのような社会はもう来ないと思います。これからの社会は「withコロナ」になります。コロナとともに我々はどういきていくのかという社会になると思います。

 なので、コロナに悲しんでいる暇もないですし、コロナを恨んでいる時間もありません。国からの補償も期待できない今、自分たちで行動しなければいけない時代になりました。

 丁度、コロナ自主練期間に入った選手たちのようですね。自分で考えられない人間は子供であろうと、大人であろうと生きることが難しくなる時代(VUCA時代)になってしまいました。

覚悟決めて進みましょう!頑張ろう!個人で!

記事を読んでいただき、ありがとうございます。もし宜しければサポートをお願いいたします。新潟県の野球のために使わせて頂きます。その内容も、必ずnoteで報告させて頂きます。よろしくお願いします。