シングルマザーだけど専業主婦になりたい

私は正社員でフルタイム勤務をしながら2歳の息子を育てているシングルマザーだ。

1年ほど前に離婚して、そのときからどうしても叶えたいと思っている夢がある。

それは「シングルマザーだけど専業主婦になる」だ。どうしてもなりたい。

「経済的に支えてくれる人がいるからなれる専業主婦」ではなくて「家計を自分1人で支え、子どもに金銭面の負担を一切かけない専業主婦」になりたい。結婚はもうこりごりなので自力でどうにかするしかない。

私が専業主婦になりたい理由は1つ。
「息子と過ごす大切な毎日を噛み締めて生きたいから」だ。

息子と同じ家に住むことができるのは、あと20年くらいだろう。「ママ~」と泣いて飛びついてくれるのはあと10年ないだろう。息子が産まれてもう、2年も経ってしまった。大事に大事に過ごさないと、あっという間に子育ては終わってしまう…。

そういうわけで私はめちゃめちゃ焦っている。

私のありったけの愛情を息子に伝えたい。あなたと一緒にいることが私にとってこんなに幸せなんだよって態度で示したい。

だからどうしても息子とのんびりいっしょに過ごしたい。朝早く仕事に向かって、夜遅く帰ってきてクタクタ、子どもに笑顔で接する余裕もない、そんなことをしてる場合じゃないのだ。

専業主婦になりたい。小学校から帰ってくる息子に笑顔で「おかえり」と言いたい。あわよくばクッキーやケーキを焼いて待っていたい。

そのために資産運用と副業でライターを始めた。この数年踏ん張って収入を増やして、息子が小学校に入るころまでに、不労所得とパートだけで十分生きていける体制を整えたい。

コロナの影響で2020年4月から6月まで保育園が閉園となった。息子とのんびり過ごす日々を諦めていた私にとっては、非常に貴重な2ヶ月間だった。

会社からは在宅勤務を認めてもらい、息子の起きる前1時間+息子の昼寝の間2時間+息子が寝てから3時間…計6時間を週7日仕事にあてた。毎週40時間以上きちんと働くことができた。

この生活が「シングルマザーだけど専業主婦になりたい」という気持ちに拍車をかけた。

空いた時間に働き、息子との時間をたっぷりとる。改めて、そんな生き方を模索しようと思った。

たった一度の人生だ、わがままに生きてなにが悪い。シングルマザーだからって汗水たらして働かなきゃいけないわけもない。むしろ、シングルマザーこそ子どものために、仕事に囚われない生き方をするべきなのだ。

だから「シングルマザーだけど専業主婦になりたい」。

そのモデルケースとなれたらいいなと思う。

そしてその方法をひとり親さんたちに伝えられたらいいな。

仕事をしつつ、今まで以上にワガママに生きる、そんな時代が来たのだと思う。

読んで頂いてありがとうございました! 息子のリンゴジュース代にします。よろしくお願いします。