所作が綺麗な人になりたい、その途中経過をお伝えする話

茶道を始めたきっかけは
所作の綺麗な人になりたかったから。

余裕があって心穏やかで、
自分のことと人のことも丁寧に扱える
そんな人になって
素敵なマダムへの道を切り開きたい
と思って始めた。

先日のお稽古にて
お稽古ではわたしの気持ちはバレバレなのだ。

右手で物を取る時は
左手に意識を向けなさい。

左手であなたの気持ちがバレちゃうわよ。


って
お茶のお稽古でいうところのこれは
心理学の話ではない。

自分の意識できるキャパを広くしていきなさい
ってことなのかなぁと思って振り返る。


お茶碗をとる
っていう動作ひとつでも
大事に思ってるかどうかで
とる瞬間の触り方とか持ち上げ方が変わるんだわ。

そういう
本当に一瞬の所作に
気持ちが表れるのよ〜って先生が言ってたの
ちょっと分かった。


所作ってのは手の使い方、物の扱い方の話だと思ってたけど
気持ちのあり方なんだなって
最近思います。

人の根っこのところが
一瞬の所作に表れるんだな。

大事なものを取る時に「手を添える」も
そうした方が綺麗に見えるから
じゃなくて
大事なもの、価値のあるものっていう理解があって
これは丁寧に扱わなきゃいけない…!
って気持ちが出てきて「手を添える」ってなるんだろうな。



備前焼きのお茶碗初めて触った。
あの手触りが備前らしい。

その価値を正しく知らないわたしは
ぺたぺたと触ったけど
たいそうお高いものらしく
それを知ってからは畳に置くのも
手に乗せて回すのも
とても緊張した。

誰と一緒にお稽古に入っても
たくさんの気づきがあって
背筋がのびる。


お天気が良くなってきた帰り道
背筋を伸ばして帰る。

今日いただいた水饅頭がとってもおいしかった…
次も当たるといいな🤤


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