Toomo

ワーキングマザーです。好きなことは、漫画・日本の歴史(古代史)・古地図・鳥瞰図・世界史…

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ワーキングマザーです。好きなことは、漫画・日本の歴史(古代史)・古地図・鳥瞰図・世界史・洋館巡りとすこしマニアック(笑)土日はもっぱらこどもの習い事・スポーツの観戦、応援です!読むこと・書くこと・伝えることが好きなので、いろいろなことを呟きます。

最近の記事

心の浄化週間〜Restart〜

「行ってきまーす。」 ランドセルを背負い、ドラえもんの上履き袋とトイストーリーの運動着袋をぶら下げて息子が玄関から飛び出してゆく。 「行ってらっしゃーい。」と私と夫がハモる。 化粧の手をとめ、洗面所の小窓からのぞくと元気に駆けていく息子の後ろ姿が見える。 久しぶりの化粧だ。寝不足は解消したので化粧のノリはいい。 「気をつけて行ってらっしゃい。」と夫。 「今日は帰るの19時くらいかな。行ってきます。」と応え玄関をでる。 今日は涼しい。白い薄曇の空からパラパラと雨粒が降っている

    • 心の浄化週間〜The last day off〜

      「朝だよ。起きて、おっはよー。」息子の枕元にあるキャラクター時計が騒ぎ出す。 今日は一人暮らしの父の付き添いで病院へ行くことになっている。 もの忘れ外来に認知症診断を受けに行くのだ。 要支援1の父親は、足腰が弱くなっており、4か月前に階段で転んで骨折をした。幸い杖がなくても歩けるくらいに回復したが、足を少しひき摺って歩いている。 電車を2回乗り換え小1時間、さらにバスに乗り換え15分ほど揺られ、大きな団地群に囲まれた谷間のバス停で下車すると、蝉の声が聞こえた。 父は東京の多

      • 心の浄化週間〜DAY6〜

        面談のとき、上司のくれた言葉を思い出す。 「仕事の事、一旦なにもかも忘れて心を真っ白にしてみるのもいいんじゃないかな。1週間でもいいから、心を浄化してみてごらん。」 黒く染まった心は、グレー色くらいになっただろうか。  今日の空は雲が多く、お日様が隠れている。 品川で総武快速(横須賀線直通)に乗り換えた。 千葉方面へ向かう。 旧神谷傳兵衛稲毛別荘に行くのだ。 牛久のシャトーカミヤは行ったことがあるが、こちらの別荘は初めてだ。 神谷傳兵衛は日本のワイン王といわれた実業家で、電

        • 心の浄化週間〜DAY5-②〜

          山手イタリア山庭園の2つの洋館を堪能したあと、港の見える丘公園めざして歩きだした。 太陽の攻撃が容赦なく降りそそぐなか、日傘とハンディファンで対抗するが全然勝てる気がしない。 ペットボトルのお茶をごくりごくりと飲み干しながら、丘の上の山手本通りをゆっくり進んでいく。 このあたりはフェリスや横浜雙葉などのお嬢様学校が多く、街なみも洗練されていてとても素敵だ。あと30年もすればネオ・洋館になりそうな建物がいっぱいある。鑑賞しながら歩くと、だいぶ気分があがってきた。 ベーリックホー

        心の浄化週間〜Restart〜

          心の浄化週間〜DAY5-①〜

          「行ってきまーす。」 ランドセルを背負って、プールバックと上履き袋をぶら下げ、玄関から息子が飛び出して行った。 「行ってらっしゃーい。プール入れるといいね。」 閉まるドアに押されて熱された空気が入ってきた。 今日は朝から関東全域に熱中症アラートが発令されている。暑すぎると学校のプールは中止になる。 17:30に病院の予約があるが、久しぶりに横浜の洋館達に会いに行くと決めている。 昨晩、私の愛読書である『洋館さんぽ』を開いたら、ひらりと紙が落ちた。 拾うと入館チケットであった

          心の浄化週間〜DAY5-①〜

          心の浄化週間〜DAY4〜

          「咲いたぞ!2輪も。」と玄関先で夫が叫ぶ。 「ホント?」とサンダルをつっかけて、玄関ドアから顔だけだして確認する。 紫の朝顔が並んで私の顔を見上げた。 息子が学校から持って帰ってきた朝顔の鉢植えに水をやるのが日課になっている夫は、息子を起こしに3階にあがっていった。嬉しくてたまらないようだ。 今日は日曜日。晴れたらプールに行こうと息子と昨晩お風呂で約束した。昨日の雷雨が嘘のように真っ青な空が広がっている。空気はむぁっとしていて、じんわりと汗が吹いてくる。 湿気が家に入って来

          心の浄化週間〜DAY4〜

          心の浄化週間〜DAY3〜

          寝苦しくて、目が覚めた。 時計を見ると1時55分だった。 もう少し寝たかった。きっとまた朝まで眠れないのだろう。 四書五経とはなんだろう。学生の頃世界史で習った気がする。 スマホを手にして電源を入れる。 ライトが目ん玉を射る。目を顰めながら、検索窓に入力する。 四書五経がなぜ思い浮かんだのかというと、渋沢栄一も中里柴三郎も幼い頃に学んでいたと偉人伝に書いてあったからだ。 ざっくり言うと孔子の言葉を纏めた書物とのことだが、それをいま8歳の息子が読めるのかと考えると到底無理であ

          心の浄化週間〜DAY3〜

          心の浄化週間~DAY2-②~

          さて、どうしようか。 恐る恐る山門の敷居を跨ぎ、中を見上げる。現在の山門は1785年(天明5年)に再建されたとのことで、239年間分の重みを感じる。 欄干に彫られた模様が一見すると竜に見える。何匹もの竜に囲まれている心持ちになって立ち止まる。 ガイドにつれられた4、5人の外人の団体がやってきて、写真をバシバシとっている。押し出されるように一緒に山門を通過してしまった。 煩悩だらけではあるが、通過できてしまったので佛殿へすすんでいく。その外人の一行と一緒にスリッパに履き替えて

          心の浄化週間~DAY2-②~

          心の浄化週間〜DAY2-①〜

          「お母さん、トイレ!」の声に浅い眠りから目が覚めた。ベッドからゆっくり起き上がり隣の部屋のドアを開けた。息子がロフトベッドの階段を降りてくる。二人で一緒にトイレへ行きキッチンでコップ1杯の麦茶を飲む。これが毎朝のルーティンである。 私はそのまま朝食を作り始め、息子は部屋に戻り、朝食ができて呼ばれるまで二度寝である。 今朝は寝覚めが悪い。明け方からグルグルと上司との面談のシーンやセリフが頭の中でリピートしている。 「私がいたらなかったんだと思います。」 「チームの皆に迷惑かけ

          心の浄化週間〜DAY2-①〜

          心の浄化週間 ~DAY1~

          [あらすじ] 仕事に悩み、診療内科で適応障害と診断され休暇をとった女。 日常(生活)と非日常(小旅行)を繰り返す7日間で女の心に起きる変化。 お日様はいつも地球を照らしている。 [本文] 今日から1週間、仕事は休みだ。 通勤時間を少し過ぎた9:30頃自宅をでて、京浜東北線に乗り上中里駅で降りた。 旧古河庭園の洋館を見たくなったのだ。 改札をでると刺すような日差し、真っ青な空。 今日は梅雨の晴れ間。じりじりと照らす太陽を日傘でなんとか遮り、ゆるやかな坂道をサンダルとワンピース

          心の浄化週間 ~DAY1~

          大谷さんのグローブ

          うちの息子の小学校にも、大谷さんのグローブがやっと届いたそうだ。 息子に「どこにあるの?」と尋ねると、「校長室!」とのこと。 「どうやって使うの?」と私。「校長先生とキャッチボール。」 ・・・え?あのずんぐりむっくりの校長と? 私「校長先生、できるの?野球。」息子「知らな~い。」 うちの小学校は校長室保管らしく、申し出すれば校長先生が立ち合いの元に使用することができる、という感じらしい。。。 まあ、そこらへんの体育倉庫に置いて、なくなったり盗まれたりしたら大変ですし、妥当な

          大谷さんのグローブ

          オンラインゲームって。

          小2の息子がオンラインゲームにハマっている。 クラスの友達とヘッドホンでなにやらしゃべりながら楽しそうにやっている。 話しを聞いてると、さまざまな人間関係がわかりおもしろい。 「お母さん、AくんBくんCくんのお母さんにラインでゲームしようって言って。」というのでラインする。急なお誘いに来れるのは良くて2人。だがその2人が必ずしも仲が良くない場合もある。 AくんBくんがケンカしだすのである。息子は2人の仲をとりもとうと、必死になだめる。「B、Aにそのランチャー返してあげなよ」「

          オンラインゲームって。

          医療過剰社会・日本、そして世界の医療の闇

           息子がついにインフルエンザに罹患し、ようやく6日目にして通常の食事量に戻ったところである。8歳にして初のインフルエンザ感染であった。 実は1か月前にインフルエンザの予防接種(自己負担)を生まれて初めて打ったのだが、罹患してしまった。「予防接種を打てば、かかっても軽く済む」は嘘であった。40℃近い熱が3日続き、ほとんど満足に食事(重湯でさえ)が摂れず、もともと痩せ気味であった体はガリガリになってしまった。小児喘息もちなので、呼吸困難一歩手前で日曜日に救急車を呼ぶかどうか本当に

          医療過剰社会・日本、そして世界の医療の闇

          アフターコロナの運動会に思うこと。

          10月の週末、息子の通う公立小学校で運動会が開催された。 今年の夏は暑かったが、10月になりいきなり空気が入れ替わり、朝夕は寒いくらいである。カラッとした風のなか、雲ひとつない青空。絶好の運動会日和である。 「運動会」と便宜上書いたが、学校では「体育学習発表会」と呼んでいる。 コロナからそうなったのだが、うちの子の学校はまだ「運動会」とはしていない。 1~2年(低学年)8:40~1時間、3~4年(中学年)9:50~1時間、5~6年(高学年)11:00~1時間とわかれており、親

          アフターコロナの運動会に思うこと。

          「公立小学校」の今、昔・・・

          小学校2年生の息子を公立小学校に通わせている。 それしか選択肢のない我が家のようなしがない中流家庭は10月より給食費が無償化されることに大喜びしているのであるが、「公」教育のいいところは「無料」というところだけなのだろうか? 実は18歳上の長女がいる。上と下の子の歳の差が18歳なのだが、別にステップファミリーではない。れっきとした私と夫の子である。私が25歳と43歳に出産しただけである。 上の子も同じ地元の公立小学校であった。18年ぶりに小学校に戻ってみると、校舎や体育館

          「公立小学校」の今、昔・・・

          ホモサピエンスとは。

          ホリエモン曰く、 人間は、パンドラの箱を開ける生き物だ。 箱を開けたら閉めるなんて、ホモサピエンスじゃないよね。 これは原子力発電について語っていたときの一節です。思わず書き留めました。 いまは反原発が主流で再生可能エネルギーがもてはやされているけど、E=mc2には敵わない。とも。 はて、E=mc2とは? ド文系の私はググリました。 ーー「E=mc²」は、アインシュタインが特殊相対性理論からみちびいた世界で一番有名な式で、この式はほんのわずかな物質にも膨大なエネルギーが

          ホモサピエンスとは。