Toomo

ワーキングマザーです。好きなことは、漫画・日本の歴史(古代史)・古地図・鳥瞰図・世界史・洋館巡りとすこしマニアック(笑)土日はもっぱらこどもの習い事・スポーツの観戦、応援です!読むこと・書くこと・伝えることが好きなので、いろいろなことを呟きます。

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最近の記事

五島列島の歴史と人々

長崎の五島列島にきている。 夏休みの旅行だ。 私は島が好きだ。 島は独自の文化があるからだ。 五島列島はたくさんの文化エッセンスが混ざり合う島だ。 有名なのは隠れキリシタンだが、それはこの島の人々の性質の表層を掬ったに過ぎない。  日本列島が大陸から切り離された時、最後にくっついてきたのが五島列島だそうだ。 五島列島には、お葬式に花火をあげる風習がある。 中国の文化の面影がある。  お盆にはチャンココ踊りが街を練り歩く。 藁の腰ミノをまとい太鼓をたたく。腰ミノはどこかポリネ

    • 口唇口蓋裂の子を産んで〜Part2〜

      大学病院の序列

      ¥100
      • 書くこと 伝えること 心に刻むこと 

        文才とは最近ほとんど新聞は読まないが、スマホで通勤時間にYAHOOニュースをチラ見する。 ほとんど題名だけで、流し読みなのだが、最近熟読している連載がある。 「OGGIのオリンピックの沼にハマって」だ。 スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和と、五輪を含めスポーツを40年追い続けた「OGGI」こと荻島弘一氏が“沼”のように深いオリンピックの魅力を独自の視点で連日発信している。 その着眼点、文才に感嘆する。 荻島弘一氏についておぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業

        • 口唇口蓋裂の子を産んで〜Part 1〜

          口唇口蓋裂って?口唇口蓋裂ってご存知ですか? 日本では500人に一人の発生頻度の生まれつきの病気(奇形)です。 奇形という言葉がどうにも好きになれないので、病気といいます。いや、状態とします。 そのくらいナイーブな案件なのです。 口唇口蓋裂とは、お母さんのお腹の中で成長する過程で、顔のちょうど真ん中らへんの鼻の下と唇、口の中(口蓋)が完全にくっつかないまま成長し生まれてくる状態です。

          ¥300

          心の浄化週間〜New era〜(最終章)

          朝のニュースで梅雨明けが宣言された。 いつもの時間に、息子はお弁当を持って学童へ出かけた。 夏休みとはいえ、普段と変わらない時間にでかけ、一日を学童で過ごす。 今日の午前中は友達とみんなで体育館でバスケをするらしい。午後は図書館での調べ学習の時間がある。楽しそうに話し元気に出かけて行った。 学童は学校の空き教室を使っており、夏休みは広い学校の施設を、限られたエリアではあるが、学童の子達だけで朝から夕方まで独占できる。 息子を追うように身支度をすませて玄関をでた。 朝とは思え

          心の浄化週間〜New era〜(最終章)

          心の浄化週間〜Excurcion〜

          今日は息子の誕生日だ。 「誕生日プレゼント、何がいい?」と聞くと 「旅行!」と言ったので、今日から夫と3人で福井へ1泊の小旅行に行く。 朝一番のかがやき号に乗って今年開業したばかりの真新しい駅舎に降り立つ。 恐竜がたくさん出迎えてくれた。 レンタカーで恐竜博物館に向かう。 化石発掘体験の予約をしてある。 レクチャーをうけた後、金槌とたがね、ゴーグルを借り、一心不乱に石を割る。 化石を探すには割れた石の断面の黒や茶色を良く観察する事だそうだ。 素人にはそれが化石かどうか判断が

          心の浄化週間〜Excurcion〜

          心の浄化週間〜Everyday life〜

          今日も曇り空が広がっている。 低気圧痛か薬が合わないのか、最近頭痛が酷い。 満員電車で吊り革に捕まりながら、痛みに耐える。前に座ってた人が降りたので座ることができた。 バックからハンドタオルをだして、額の汗を拭う。 ふと、左隣に座っている男性が腕を組み直したのをみて、嫌な記憶が甦った。 もう二十数年前の記憶だ。あのストーカー男の仕草に似ているのだ。 まさかアイツじゃないよね。また見つけられた? でもあれから引越し3回したし、結婚して名前変わっているし、まさかね。 と、考えてい

          心の浄化週間〜Everyday life〜

          心の浄化週間〜Restart〜

          「行ってきまーす。」 ランドセルを背負い、ドラえもんの上履き袋とトイストーリーの運動着袋をぶら下げて息子が玄関から飛び出してゆく。 「行ってらっしゃーい。」と私と夫がハモる。 化粧の手をとめ、洗面所の小窓からのぞくと元気に駆けていく息子の後ろ姿が見える。 久しぶりの化粧だ。寝不足は解消したので化粧のノリはいい。 「気をつけて行ってらっしゃい。」と夫。 「今日は帰るの19時くらいかな。行ってきます。」と応え玄関をでる。 今日は涼しい。白い薄曇の空からパラパラと雨粒が降っている

          心の浄化週間〜Restart〜

          心の浄化週間〜The last day off〜

          「朝だよ。起きて、おっはよー。」息子の枕元にあるキャラクター時計が騒ぎ出す。 今日は一人暮らしの父の付き添いで病院へ行くことになっている。 もの忘れ外来に認知症診断を受けに行くのだ。 要支援1の父親は、足腰が弱くなっており、4か月前に階段で転んで骨折をした。幸い杖がなくても歩けるくらいに回復したが、足を少しひき摺って歩いている。 電車を2回乗り換え小1時間、さらにバスに乗り換え15分ほど揺られ、大きな団地群に囲まれた谷間のバス停で下車すると、蝉の声が聞こえた。 父は東京の多

          心の浄化週間〜The last day off〜

          心の浄化週間〜DAY6〜

          面談のとき、上司のくれた言葉を思い出す。 「仕事の事、一旦なにもかも忘れて心を真っ白にしてみるのもいいんじゃないかな。1週間でもいいから、心を浄化してみてごらん。」 黒く染まった心は、グレー色くらいになっただろうか。  今日の空は雲が多く、お日様が隠れている。 品川で総武快速(横須賀線直通)に乗り換えた。 千葉方面へ向かう。 旧神谷傳兵衛稲毛別荘に行くのだ。 牛久のシャトーカミヤは行ったことがあるが、こちらの別荘は初めてだ。 神谷傳兵衛は日本のワイン王といわれた実業家で、電

          心の浄化週間〜DAY6〜

          心の浄化週間〜DAY5-②〜

          山手イタリア山庭園の2つの洋館を堪能したあと、港の見える丘公園めざして歩きだした。 太陽の攻撃が容赦なく降りそそぐなか、日傘とハンディファンで対抗するが全然勝てる気がしない。 ペットボトルのお茶をごくりごくりと飲み干しながら、丘の上の山手本通りをゆっくり進んでいく。 このあたりはフェリスや横浜雙葉などのお嬢様学校が多く、街なみも洗練されていてとても素敵だ。あと30年もすればネオ・洋館になりそうな建物がいっぱいある。鑑賞しながら歩くと、だいぶ気分があがってきた。 ベーリックホー

          心の浄化週間〜DAY5-②〜

          心の浄化週間〜DAY5-①〜

          「行ってきまーす。」 ランドセルを背負って、プールバックと上履き袋をぶら下げ、玄関から息子が飛び出して行った。 「行ってらっしゃーい。プール入れるといいね。」 閉まるドアに押されて熱された空気が入ってきた。 今日は朝から関東全域に熱中症アラートが発令されている。暑すぎると学校のプールは中止になる。 17:30に病院の予約があるが、久しぶりに横浜の洋館達に会いに行くと決めている。 昨晩、私の愛読書である『洋館さんぽ』を開いたら、ひらりと紙が落ちた。 拾うと入館チケットであった

          心の浄化週間〜DAY5-①〜

          心の浄化週間〜DAY4〜

          「咲いたぞ!2輪も。」と玄関先で夫が叫ぶ。 「ホント?」とサンダルをつっかけて、玄関ドアから顔だけだして確認する。 紫の朝顔が並んで私の顔を見上げた。 息子が学校から持って帰ってきた朝顔の鉢植えに水をやるのが日課になっている夫は、息子を起こしに3階にあがっていった。嬉しくてたまらないようだ。 今日は日曜日。晴れたらプールに行こうと息子と昨晩お風呂で約束した。昨日の雷雨が嘘のように真っ青な空が広がっている。空気はむぁっとしていて、じんわりと汗が吹いてくる。 湿気が家に入って来

          心の浄化週間〜DAY4〜

          心の浄化週間〜DAY3〜

          寝苦しくて、目が覚めた。 時計を見ると1時55分だった。 もう少し寝たかった。きっとまた朝まで眠れないのだろう。 四書五経とはなんだろう。学生の頃世界史で習った気がする。 スマホを手にして電源を入れる。 ライトが目ん玉を射る。目を顰めながら、検索窓に入力する。 四書五経がなぜ思い浮かんだのかというと、渋沢栄一も中里柴三郎も幼い頃に学んでいたと偉人伝に書いてあったからだ。 ざっくり言うと孔子の言葉を纏めた書物とのことだが、それをいま8歳の息子が読めるのかと考えると到底無理であ

          心の浄化週間〜DAY3〜

          心の浄化週間~DAY2-②~

          さて、どうしようか。 恐る恐る山門の敷居を跨ぎ、中を見上げる。現在の山門は1785年(天明5年)に再建されたとのことで、239年間分の重みを感じる。 欄干に彫られた模様が一見すると竜に見える。何匹もの竜に囲まれている心持ちになって立ち止まる。 ガイドにつれられた4、5人の外人の団体がやってきて、写真をバシバシとっている。押し出されるように一緒に山門を通過してしまった。 煩悩だらけではあるが、通過できてしまったので佛殿へすすんでいく。その外人の一行と一緒にスリッパに履き替えて

          心の浄化週間~DAY2-②~

          心の浄化週間〜DAY2-①〜

          「お母さん、トイレ!」の声に浅い眠りから目が覚めた。ベッドからゆっくり起き上がり隣の部屋のドアを開けた。息子がロフトベッドの階段を降りてくる。二人で一緒にトイレへ行きキッチンでコップ1杯の麦茶を飲む。これが毎朝のルーティンである。 私はそのまま朝食を作り始め、息子は部屋に戻り、朝食ができて呼ばれるまで二度寝である。 今朝は寝覚めが悪い。明け方からグルグルと上司との面談のシーンやセリフが頭の中でリピートしている。 「私がいたらなかったんだと思います。」 「チームの皆に迷惑かけ

          心の浄化週間〜DAY2-①〜