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デイトナUSAの話♪

 DAYTONAusaとは1994年に稼働したアーケードゲーム。
 カーレースモノでそれを2004年頃に書いた記事。

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 DAYTONAusa (デイトナUSA)。
 クルマのゲームで、これほどハマッたゲームはありません。

 今回は、そのDAYTONAの面白さについて、紹介しようと思います。
 もしアナタが、これを読んでDAYTONAを体験したいと思っていただけたら嬉しいです。
 今遊んでも、きっと損はないゲームだと信じています。

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 私が最初に気に入ったのは、まず歌でした。

 デイトーナー レッツゴーアウェイ♪

 当時、この歌にハマっていました。
 どのくらいハマッていたかといえば…

 友達がプレイ中、または私がプレイ中、後ろの黒ずくめの野郎共が、生バックコーラス付き、踊り付き、といった具合でした。
 (私の高校は学生服だった為、黒い服の友人3人が後ろで踊っていたワケです…ちょっと異様だっかもしれません)
 当時、ゲーム中に歌が流れるのはとても珍しく新鮮だったんです。
 だからバックコーラスしたくなるのは当然ですよね?(笑)

 歌も楽しいですが、歌だけではありません。ドライブ自身も楽しいんです。

 焦げんばかりに熱いアスファルト
 カラッとした青い空と、真っ白な雲
 太陽が照らして、白く光る渓谷
 海を飛ぶカモメ、草原を走るポニー

 フロントに移り込む青空が、太陽の眩しさを感じさせ、スピーディなゲーム感覚は風まで感じさせてくれます。

 出来る事なら、窓を開けて、ポニーやカモメに手を振りたい気分です。

 そういった気分の良さは、レース前のV8エンジンの爆音から もう初まっています。「ドドドッて感じ」の爆音と「強い日差し」が、レース前のアスファルトを熱し、揺らめかせて見せます。
 そんな演出はないのに…(笑)。気分的にそう思わせてくれるのです。

 そういう…気温というか、熱を感じるんです。風も感じますケド…

 一緒に走るクルマたちも夏を感じさせてくれます。

 ラテン(?)な気分を満喫できるケバいクルマたちと、そのケバいクルマがひしめき合う過激なレース!

 しかもケバいのは何もクルマのカラーだけではありません。
 クラッシュだって みんな そろって過激にムーンサルトするんです!

 しかもクラッシュしてもヘコタレずにスグに復帰!
 下手でも上手でも、ガンガンぶつけタレッ!って感じになります(笑)

 コーナー脇の壁だってガリガリ削って走りまくる!
 そして、爽快な程のスピード感が気持良い!
 「超リアルなスピード感!!」です! リアルを超えてます(笑)

 その他にも意味の無い、タイヤ交換があったり、初級コースには、レース中にスロットを楽しむ事が出来ます。そういう陽気な気分にさせるお遊びも「夏」を感じさせてくれるのかもしれません。

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モニター

 もちろん、歌やドライブの楽しさに負けないほど、レース自身も面白い!
 40台がひしめき合う初級コースはエキサイトしまくり。

 ブイブイ言わせるようなドリフトも気持いいし、上り坂を太いトルクで駆け上がる感触もサイコー。

 クラッシュするほどにクルマの外観はベコベコにガタガタ。
 でも何度クラッシュしても、ガンガン攻められる派手さ というか ケバい というか メークドラマ というか…そんなところも好きです(笑)

 レースのお約束スリップストリームで速度も稼げるし、アウト・イン・アウトとかだって出来る…。

 更に友達同士の通信対戦も燃えるんです!

 クルマ同士がぶつけ合い せめぎ合う感覚がいいんです。
 というのもクルマ同士がぶつけ合っても、壁にぶつけ合っても、そんなに減速しないので、ナーバスにならずにガンガンぶつけられて気持良いんです。

 いったん抜かれてしまっても、抜かれた方のクルマの性能が良くなり、すぐに敗者復活戦が出来ます。
 負けた方にはチャンスが、勝ったと思った方は、いつも気が抜けません。
 こういうデッドヒートって大好き。すばらしいです(笑)

 コースなどの構成も凝ってます。
 コース自身の難易度は初級→中級→上級と文字通りの難易度なのですが、コースでそれぞれ首位を取る難易度は、上級が易しく、初級が一番難しいんです! 1コースで二度美味しいというかなんというか…。

 とまぁベタ誉め、誉め殺しさせていただきました。
 でもそれだけDAYTONAは面白いんです!

暑~い夏を感じたい!!
熱~いデッドヒートがしたい!!
 そう思う人になら、迷わずDAYTONAをオススメします。
 デイトナUSAは、そういうゲームでした。

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その他の話
 『DAYTONAusa』は、1994年頃にSEGAから登場したゲームセンターの大型筐体。
 今では当たり前の「テクスチャーマッピング」も当時は画期的でした。
 「MODEL2」なる石を搭載したって点でも、当時はスゴかったらしい。
 この『DAYTONAusa』は、SEGAの作品の中でも最長稼動時間を誇っていたらしいので、古いゲームを扱っているゲームセンターなどでは今でも扱っているかもしれません。
 本当にそうなら、嬉しい限りです。

 セガサターンでも移植されました。
 最初の移植ばダメダメだったらしく、再移植をされた事があるそうです。
 でも…もうセガサターンのゲームをする人がいるとは思えないですね…。
 ただ中古でDAYTONAがあるかもしれませんので、もしサターンをお持ちなら、プレイしてみるのも良いかもしれません。

 もしくは…PCゲームとして移植もされているようです。
 もしお時間とお金に余裕がありましたら、心地良い「熱」を感じていただければと思います。

 今は、ゲーム自身も下火になってきていますが、DAYTONAは古き良きゲームの一つだと思います。
 DAYTONAのサントラを聴きながら…2004/5/5




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