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スタンダード 茶単②

「魂の洞窟」を置き、指定は…【構築物】!

※「魂の洞窟」を入れることは基本的にありません。


スタンダードで作る茶単デッキ。
今回はなぜ「茶単が成立出来るのか」の続き。
↓前回はこちら↓

前回は白の全体除去の話でした。
今回は理由その2から。
(デッキリストは一番下にあります)


②無色マナはマナ加速が簡単

昔のMTGを遡ると無色マナをたくさん出せるカード、いわゆるマナファクトが多くあり中には強すぎて禁止になったカードも多いです。
現スタンダードでも、性能が壊れているほどではなくとも無色マナの加速は
色マナよりも簡単になっています。

「アイレンクラッグ」は伝説ながらも2マナで1マナ加速。とりあえず1枚だけデッキに入れている方も多いでしょう。

「完成化のタブレット」は時間はかかりますが2マナで1マナ加速。
長期戦を想定したこのデッキでは、ドローのモードまで辿り着くことを目指します。初手に欲しいカードですね。

いきなり知らないカードが出てきたと思いますが序の口です。
「埋もれた宝物」は、2マナで色1マナ加速(使い切り)。
墓地に行ってからは5マナで発見5を行います。
このデッキでは発見コストを払うことに苦労しないので、コモンとは思えない活躍をしてくれます。強いので覚えておいて下さい。


「蒐集家の保管庫」は2マナのアーティファクトで、2マナでルーティングして宝物トークンを出します。色マナはフィルターランドで出すから、とは
言ったものの宝物トークンで白マナが出せるに越したことはありません。
実質的なマナ加速として使えます。
自分からカードを捨てることが出来るので、墓地にあった方が良いカードは送ります。2枚引くと微妙なので、何枚採用するかは検討中。

「スランの蜘蛛」はおなじみのアーティファクトデッキの潤滑油。
到達2/4というスペックは、マナ加速が出来るクリーチャーとは思えない
スペックです。ただし相手に渡すパワーストーントークンは色々な方法で
使われてしまうので注意。


「乾燥地帯のアーチ道」が墓地にある状態で「ミラディン人の隠れ家」
を出すと3マナで2マナ加速が実現。
モダン以下でしか使えない「摩滅したパワーストーン」がアンタップ状態で出せるんですよ!
このデッキには諜報出来るカードが多くあるので、墓地にカードを送るチャンスは結構あります。

こういうカード好き

↑以前のNoteで紹介した内容です


③汎用性の高い無色カードが現環境で多い


コストが重いアーティファクトと言えども、レア以上になると爆発力が違います。上の2種のカードは少なくとも使われたことはあると思います。
「マイトストーンとウィークストーン」は、2枚ドローか-5/-5修整。
伝説ながら腐る場面が無く何枚でも採用でき、2マナ加速も出来るので
非常に強力です。(合体効果は省略)
「内なる太陽、チミル」はこれ以降の呪文が打ち消されなくなり、毎ターン発見5を行います。画像の右から左が出る流れは芸術。ただしチミル自体は打ち消される可能性があることに注意。
「太陽降下」などの全体除去もしっかりチミル圏内のマナ総量5以下なので、そのまま撃っても良いですし手札に抱えて相手に圧をかけても良い。

茶単では、とにかくマイト-ウィークまたはチミルを出すことが最優先です。
両方4枚投入することも考慮されます。



こいつの名前は「衛生管理用自動機械」。
コモンながら上位互換がおらず、この諜報1が染みる。
『なんでもいいからクリーチャーを出す』という動きは結構大事で、
・チャンプブロックでもいいので耐える
・相手が除去にマナを使ったら時間稼ぎになる
・布告除去の壁になる
など十分貢献出来ます。このあたりの軽いクリーチャーを一切無くすと
思いのほかデッキが不安定になります。


④リアニメイト先として優秀なカードが多い


これは解説するまでもなく、でかいやつが多い!
しかも今回採用した白は、リアニメイトが出来るカラーでもあります。
スーチーも入れました。使いたかったから。神話レアWCを節約したい

肝心なリアニメイトカードですが、良いのがあります。

「アブエロの覚醒」はシングルシンボルなので、無色5マナあれば
フィルターランドで使うことが出来ます。でっかいやつをリアニメイト。
最速4ターン目で使ってもいいですがそれだと1/1で簡単に除去されてしまうので、【マナを溜めて素出し→アーティファクト除去された→リアニメイトで8/8ぐらいにして出す】という流れもあります。
チミルの発見でめくれた場合はX=0でないと使えないルール規定なので、
焦らず手札に加えるべきか考えます。


「変成の泉」はトークン3種類を揃えればライブラリから踏み倒し。
5マナなのでチミルから直接出たらラッキー。
このデッキでは宝物トークンやパワーストーン・トークンが出るので、
流れが良いとこれが出た次のターンに踏み倒しが出来る可能性があります。


⑤好きな土地を好きなだけ入れられる

茶単の強みの頂点はこれでしょう。
色のあるデッキでは、どんなに強い無色土地も採用しすぎると肝心な時に色マナが足りず出したいカードが使えないことがあります。
しかし茶単であればお構いなし。
「噴水港」も「ミレックス」も好きなだけ入れて下さい。

クソつよ


相手のミシュラランド対策は「不安定な断層」にお任せ。
「解体爆破場」はだめです。こっちは基本土地入ってないんだぞ。
これから出た宝物トークンを「変成の泉」のトークンの1つとして使うことも出来ます。

こっちを使ってる人見たことない


諜報出来る土地が12枚体制。ほぼ毎ターン諜報1が出来ると言っていいでしょう。乾燥地帯のアーチ道→導路の塔門で諜報を繰り返し、欲しいカードを操作しながら、リアニメイトしたいカードは墓地に送り込みましょう。
茶単のドローの質の高さはトップクラスです。


「マイコシンスの庭」は色マナフィルターでありながらアーティファクトのコピーになれる土地。コピー先は「爆裂箱」です。
「爆裂箱」はアーティファクトとクリーチャーと土地を破壊する
驚異の1:3交換カード。コストが重いですがなんとかします。
相手がアーティファクトを使っていない時は、「スランの蜘蛛」で相手に
与えてしまったパワーストーンを破壊先に選びます。最近はエンチャント・クラスが強いので有効活用されやすく大変です。

ずっと使いたかった「爆裂箱」ですが、マナ加速が強いこのカードなら
十分使える除去カードです。
出来ればコピーを作ってから起爆したいところ。相手には終わりの見えない土地破壊のプレッシャーがかかります。


「フォモーリの宝物庫」は終盤になると真価を発揮します。このデッキでは
X=10ぐらいは余裕で届くので、有効なカードを高確率でサーチできます。
これを起動するか噴水港を起動するかはいつも悩みます。




その①の時点でデッキを貼れていなかったので、ここで全体像を。
日々調整しているのでカードの入れ替わりが激しいですが、
ひとまずは完成しています。

特殊な事情で入っているカードを説明すると
「魂標ランタン」→フリープレイでは墓地利用のコンボデッキと当たりやすいので、墓地対策は入れるべき。相手がそうじゃなかったらドローに変換。
「侵入者の放逐」→ファイレクシアの門を活用する上で、太陽降下だけに
全体除去を任せるとリアニメイト先が無くなる可能性があるため併用。


具体的なデッキと対戦の話はまた次回。

↓続き






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