UIの論文などを読む

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記事

Designing Interfaces の 第2版と第3版をざっくり比較する

『Designing Interfaces - Patterns for Effective Interaction Design』の第3版が2020年2月にオライリー社から発売されました。第2版はUI設計の際に辞書的にとても参考にさせてもらっているし、そこから10年後の改訂版なのでとりあえず手に入れてみました。が、分厚い英語本をサクサク読める能力が自分にはないので、紹介されているUIパターンの変

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UIの論文を読む "Gender-Inclusive Design: Sense of Belonging and Bias in Web Interfaces"

2018年のCHIで発表された論文。ファーストオーサーはスタンフォード大学のHuman-Conputer Intraction Groupに在籍する博士課程の学生。

研究の目的

この研究の前にも、性差によってWebに対する評価が変わることを示す研究がいくつかあるようで、それによると「男性は左右対称のWebレイアウトを好む」とか「女性は男性よりもカラフルであったり視覚的な複雑さが高いインターフェ

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UIの論文を読む "Predicting User Error for Ambient Systems by Integrating Model-based UI Development and Cognitive Modeling" ① 用語理解

ベルリン工科大の「Quality and Usability Lab」と「DAI-Labor(Distributed Artificial Intelligence Laboratory)」による共同研究(ファーストオーサーは前者の研究室)。ユビキタスコンピューティングカンファレンスUbiCompで2016年に発表された論文。

論文タイトルを直訳すると「身の回りのシステムにおける、モデルベースU

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UIの論文?を読む "Introduction to Model-Based User Interfaces"

UIに関する論文を読んでいるとModel-Based User Interfaceの概念を下敷きとした研究がしばしば出てくるのだけど、正直聞き馴染みがない言葉だったので、基本的なところを抑えておきたいなと思って探したところ、この記事がヒットした。学会誌とかではないが出自がちゃんとしているし、きちんとした文章であるように思うので、読んで自分なりに理解した内容を書いていく。

モデルベースUIとは

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UIの論文を読む "Computational Layout Perception using Gestalt Laws"

2016年のCHIで発表されたっぽい研究。著者はヘルシンキ、アアルト大学のUser Interfaces Research GroupというLabの博士課程の学生らしい。
https://userinterfaces.aalto.fi/

この論文が書かれた動機としては、「UI設計において基本的な品質を自動的に担保することができれば、UI設計者は本質的な設計作業に集中することができるのではないか(

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UIの論文を読む "Method of User Interface Design Based on Semantic Approach"

UI設計ってこれといって確立されている方法論が存在しなくて、結局は「いっぱいUIパターンの引き出しを持っておいて、ユーザーの想定行動シナリオに沿ってそれを並べる」みたいなやり方になってしまっていて、別に悪くはないんだけどなんか「これが最適解なのか〜?」というお気持ちになっていた。そんなところに "Method of User Interface Design" と題した論文、しかもわりと新しいやつ

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