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私の仕事

 Me-like Plannerというフリーランスとして働いています、伊藤知子です。Me-like Plannerという屋号には、”自分の生き方に誇りと納得感を持って過ごす日本人を増やす”という想いを込めました。また、私の発想は、どうも日本人の普通や時代の常識とはズレているようで、未来からの視点を提供する、という意味合いも含めています。

 8年強、日系グローバル企業で、海外マーケティングや事業戦略を担当。その後、ベンチャー企業での新規事業企画を経て、プランナーとして、2018年に独立。以下3つの仕事を掛け持ちするパラレルキャリア女子として働いてきました。

1)デンマークの旅行会社の日本・東南アジアでのマーケティング支援

2)北欧の教育、民主主義、多様性をテーマにしたワークショップの企画・ファシリテーション

3)洋書を読むことから始める英語塾、Sophy The Academy恵比寿校の非常勤講師

そんな私ですが、複業/副業という言葉がまだなかった頃から続けていたのが、”場創り”。今年で、11年目になります。会社員をやりながら、ボランティア、複業という形で続けた所、2017年頃から仕事として徐々に依頼を頂くようになりました。

特に得意としているのが、

1)英語を使った、若者向けの場創り

2)対話型の場創り

です。

場創りとの出会い

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私が、場創りに関わるキッカケは、内閣府が主催している国際交流事業との出会いでした。大学4年生の時に、東南アジアの青年との国際交流プログラムに参加し、とても学びが多かったので、翌年からスタッフとして関わるようになりました。また、新入社員として、グローバル・マーケティング部門に配属されたので、留学で鍛えた英語力を落とさないように、と言うのも一つの参加動機でした。

イベント本番の3ヶ月前からスタッフミーティングを重ね、3〜4人1チームとして、60-70人の青年のディスカッションの進行を担当します。私は、その中でも、ディスカッションコーディネーターという、チームメンバーをまとめる立場として関わっていました。

ワクワクと同時に緊張半分で迎えたイベント当日。東南アジア各国を代表する未来のリーダー達と、日本の大学生、若手社会人の顔合わせ。初日は、海外青年達に圧倒されてなかなか発言のタイミングを掴めない日本人参加者。勿論、海外の参加者の中にも、自信がなくて、少人数のグループでの発表でも発表者になりたくない、という青年も居ます。逆に、場慣れしていて、小グループに分かれると、その人ばかり話している、なんて参加者も。

 ところが、ディスカッション最終日になると、小グループでの発表すらままならなかった人が、全体発表のグループリーダーになったり、自分ばかり話していた人が、声の小さい人の意見を拾い上げ、一緒にその人の声を届けようと伴走するようになったりする姿があちこちで見られます。私ができたことと言えば、彼らを信じて任すことぐらいですが、

最終日に、「あなたが、僕たちを信じて見守ってくれたから、やり切ることができた。このグループで本当に良かった、ありがとう。」という言葉を参加者からかけて貰った時は、これまでの苦労も吹っ飛んでしまうほど嬉しかったです。

そして何より、参加者一人一人が相互に学び合い、自分の限界に挑み、変化する姿に、物凄く心打たれ、その場を共にできることに、この上ない喜びを感じるのです。

「場には、人を変える力がある。」と信じ、その現場に何度も立ち会ってきたからこそ、晴れの日ばかりじゃないけれど、私は、場をひらき続けています。

場創りの師匠

私の場創りの師匠は、2人居ます。

1人目は、安斎勇樹さん。

場創りに関わり始めて3年目の頃、自分の独学では、昨年創った以上の場が創れないな、学びたいと思った時に出会いました。私が関わっていた国際交流のディスカッションプログラムは、毎年参加者も、企画メンバーも入れ替わるので、そういう意味では、毎年が新しい挑戦なのですが…

「もっとこの場で人と人との交流が深まるために、私に何ができるのだろう」と考えた時に、

「良い問い、適切な問い」を参加者にギフトすることができたら、もっと場が深まるのではないか、という仮説に至りました。

そこで、当時、「問いのデザイン」に関する研究、ワークショップを実施されていた、安斎さんの講座に参加することにしました。その後も、継続して、安斎さんのワークショップから、様々な学びを貰っています。

2人目は、人ではないのですが、一般社団法人GiFTという団体のダイバーシティー・ファシリテーター講座です。本講座は、ファシリテーターとしてのスキルではなく、ファシリテーターとしての在り方について、メンバー全員で対話を重ね、探究していきました。自分のファシリテーターとしての在り方については、引き続き実践を通じて、トライ&エラーで探究中です!

良い場との出会い

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 昨年6月、シンガポールのハリマ・ヤコブ大統領が主催する「共生社会に関する国際会議」に参加する機会を得ました。会議は、1)若者リーダー達だけの場と、2)専門家と若者が一同に会する場の2つのプログラムから構成されていました。その若者リーダー達のみの場の創り方が本当に素晴らしく、「参加者一人一人を尊重する場」、「心理的安心・安全が保障されている場」ってこういう場のことを言うのか…⚡️と大変感動を覚えました。会議の期間は、1.5日しかないにも関わらず、場の進行について一つ一つ合意を取ることに0.5日が割かれたのです。この0.5日間を経たことで、「私は、自分で今、ここに居ることを選んでいる。」という意識が参加者一人一人の中に生まれ、自然と前のめりに参加する姿勢が醸成されます。その反面、当会議で話し合った内容については、正直あまり記憶に残っていません(汗)。最も記憶に残ったのは、この場のエネルギーと愛に溢れる温度感でした。また、この場を共にした仲間とのネットワークも大切な資産です。今も、WhatsAppというチャットアプリで日常的に、お互いの活動を報告したり、申請可能な助成金の情報などの情報交換を続けています。私は、この場から、対話の可能性、”違いを越えて人と人とを繋ぐ”場の持つ力を改めて、教えて貰いました。この場のファシリテーターが創ってくれた、「この場に居て良いのだ。」という安心感、そして、「対話が生む新しい未来を切り拓く力」を伝える・創り出す側になりたい!!!「あなたと場が創りたい」と言って貰えるファシリテーターになるために、トライ&エラーでこれからも精進します。尊敬するファシリテーターAと一緒に、日本の高校生・大学生に向けた、リーダーシップトレーニングの場を拓くことが直近の目標です。

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