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Pay It BackではなくPay It Forwardという考え方が好き

 Guy KawasakiさんというCanvaのエバンジェリストであり、作家、事業家、投資家という複数の肩書きで活動する方のTED TALKを観た。人生のレッスンというテーマで10個のアドバイスが発信されていた。個人的にその中で頭に残ったメッセージが、以下の2点だ。

1)Say "Yes!" as a default!(人に頼まれごとをされたり、誘われた時は、デフォルトで”Yes!”と言おう。そうすることで、人との縁も広がる。)

2)Pay It Forward!(恩送りをしよう!)

TED TALKを観てから、頭の片隅に、ずっとこの”Pay It Forward!”という言葉が暫く残っており、久しぶりに映画『Pay It Forward』を観ることにした。

 映画の中で紹介されていた『Pay It Forward』の仕組みを現在の社会で実践するとしたら、私は、どんなことが出来るのだろう、ということについて考えてみたいな、と思いながら観た。

 映画の内容を知らない方のために簡単に、仕組みを紹介すると、自分が、3人の人に”Pay It Foraward”する、そしてその3人それぞれが、また別の3人に”Pay It Forward”する、という形でどんどん恩が送られていくというシンプルな仕組みだ。『Pay It Forward』という仕組みは、映画の主人公である11歳の少年が、社会の授業で出された、「社会を良くするためのアクションについて考えよ」という課題に対して考えたアイディアだ。

 この仕組みが機能するためには、恩を送る側の人が、「自分が恩を送った相手も、自分と同じように、他の誰か3人に恩を送ってくれるだろう。」と、見返りを求めることなく、先に相手を信じる必要がある。(性善説に基づいて行動を起こす必要がある。)また、映画の中で、主人公は、”Pay It Forward"で取り組む課題は、「自分にとって勇気の要ること、難しいことに挑戦するんだ。」と言っていた。主人公自身は、まず薬物中毒でホームレスの男性を家に招き、食事と寝る場所、身体を清潔にするためにシャワーも利用させ、彼に更生し、社会復帰するチャンスを提供する。ホームレスは結局また薬の誘惑に負けてしまい、1人目は上手くいかなかった、と主人公の少年は落胆する。しかし、映画が後半に進むにつれ、少年が始めた『Pay It Forward』は機能しないこともあるけれど、その輪が確実に広がっていることが明らかになる。

 映画を一通り見終えて、少年が(その少年というキャラクターを通して映画の監督が)『Pay It Forward』というシステムを通して、世の中に伝えたもの、メッセージは何だったのかな、なんて問いが心に残った。同時にありきたりな感想だけれど、一人一人が世の中に影響を与えることのできる存在なのだ、ということを再認識させられた。「幸せがPay It Forwardされていく世の中にしたいな」という想いと共に、私自身もまずは小さな行動を起こそぞ、という気持ちを忘れないように、noteで宣言しておこうと思います。


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