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優しさ

想像力は優しさだ。

英語を勉強している時、日英ネイティブから言われた一言にカチンときたことがある。
プログラミングを勉強してる時、プログラマーから言われた一言にカチンときたこともある。
所詮、できる人はできない人の気持ちは分からねーんだよな!けっ!
そう思うことがこれまでに何度かあった。

でも、考えてみたら自分も同じだった。
私は物心ついた時から水泳をしていて、選手コースにも進みジュニアオリンピック目指しちゃう感じだったので、一般的にはきっと「泳げる人」の部類に入る。
なので、泳げない人の気持ちは正直あまり分からない。
というより、覚えていない。私だって0からスタートしたので泳げない時代も当たり前にあったけど、昔すぎて覚えていない。
なので、泳げない人の気持ちはあんまり分からない。

でも、もし誰かが「泳げるようになりたいんです」とか「泳ぎの練習をしているんです」って言ってきたら、「いいですね、頑張ってください」と素直に言いたい。
間違っても「別に泳げなくても死にませんよ!泳ぐ機会あんまりなくないですか?」などとは言わない。
プールで楽しみたいとか、海で遠泳してみたいとか、健康のためとか。
理由やキッカケは色々あると思うけど、「できないことをできるようにするチャレンジ」に水を差すようなことはしたくない。
自分の何気ない言葉でヤル気をそいでしまいたくない。
その人が5歳でも50歳でも、チャレンジすることは素晴らしいと思う。
だから「頑張ってください」と素直に応援したい。

想像力は優しさだ。
でも私は泳げるから、彼/彼女らの気持ちはやっぱりあんまり分からないと思う。
それでももし「どうやったら泳げるようになるのか?」と相談されたら、
泳げなかった時代の気持ちよりも、
どういう練習をしてきたかを伝えたい。
泳げない気持ちよりも、泳げるようになっていく気持ちを共有したい。

そういう人でありたい。

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