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事業を通じた社会的包摂で、何度でもやり直せる社会をつくる



様々な生きづらさに寄り添う、事業の創造と拡大が自らの役割である

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(120)

<株式会社キズキ>
 2011年にNPO法人を設立し、学習支援事業「キズキ共育塾」を始め、2014年に新宿区若年者就労支援室の運営を受託した後、2015年に株式会社を設立。学習支援・就労支援・家庭教師派遣事業および自治体からの福祉・教育関連事業受託事業を行う、資本金非公開、従業員数86名(パートなど566名、2023年6月現在)の教育・福祉関連のサービス業だ。

同社の創業当初からの主要事業は、不登校や中退の方の学び、受験を支援する個別指導塾「キズキ共育塾」で、授業は1対1で行い、生徒一人ひとりの特性や状況に合わせたきめ細やかな支援を行い、居場所機能だけでなく、進路決定に繋げることができる学習支援が特徴。過去に何らかの挫折からやり直した経験を持つ講師や職員も数多く在籍しており、生徒のロールモデルとなっている。2021年9月現在、首都圏・関西・東海で9校舎を展開し、2020年7月から2021年6月までの延べ生徒数は、6,339名。

 不登校の小学生・中学生・高校生を支援する家庭教師の派遣事業「家庭教師キズキ家学」では、不登校やコミ障、外出が怖い等、それでも「勉強の遅れを取り戻したい」「受験合格に向けてがんばりたい」という対象に、家庭教師が寄り添い、学習指導を行い、外出同行やご家族も含めたカウンセリングなども行う。

また、うつや発達障害による離職者が専門的なビジネススキルも学べる就労移行支援事業「キズキビジネスカレッジ」、メンタルケアやスキルアップを通じてキャリアを拓くデジタルサービス「キズキクラウド」、障害者のマネジメントや戦力化を支援する企業向けサービス「キズキHRサポート」を新規事業として立上げた。

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★ 創業者の安田祐輔氏は、1983年横浜生まれで、自身が発達障害によるいじめ、一家離散、暴走族のパシリ生活などを経て、偏差値30からICU(国際基督教大学)教養学部国際関係学科入学。卒業後、大手商社を経て2011年に「キズキ共育塾」開塾。多くの講師が挫折経験をもち、生徒の心によりそう指導が評判を呼び、全国から様々な理由で学校に行けない若者やその親から問い合わせが殺到し、2018年には全国に5校(代々木・池袋・秋葉原・武蔵小杉・大阪)を擁し、外出困難者のためにスカイプ授業なども行ってきた。

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◆ 起業後、塾には発達障害に関連した悩みを抱えている方もいたため、自分自身もその特性に該当していると感じ、医療機関で検査を受けたところ、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)があると診断された。自身を幼少期から振り返ると、色々な音が気になる聴覚過敏、革靴やタグ付きの服が苦手な感覚過敏、考え事を始めると周りの声がまったく耳に入らなくなる過集中、そのほかにも、場の空気が読めない、忘れ物やケアレスミスが多い、整理整頓ができない、といった特性があった事に気づいた。

❤ 子供の頃は、自分なりの対処法を日記に書きとめ、この対処法をパターン化して覚えることでうまく立ち回れるようになり、徐々に生きづらさが減っていったこと。大人になってからも様々な工夫や、日々神経を使って注意を払うことで対処してきたが、逆に過集中や数字に強いといったASDの特性が仕事で役立つ事も感じた。自分に自信を持てなかった中高生の頃は、発達障害をコンプレックスと捉とらえて「周囲に伝えることで馬鹿にされたら嫌だ、怖い」と思っていたそうだ。

・・・人に寄り添うことの尊さとともに、難しさも感じる・・・挫折からやり直した経験を持つ講師や職員が数多く在籍している事実が子どもたちに勇気と自信を与えるのだろう・・・
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社キズキ コーポレートサイト
https://kizuki-corp.com/
◎学習支援事業部 <キズキ共育塾>
https://kizuki.or.jp/
◎就労支援事業部 <キズキビジネスカレッジ>
https://kbc.kizuki.or.jp/
◎家庭教師事業 <家庭教師キズキ家学>
https://tokyo-yagaku.jp/
◎挫折しても、自分の仕事や人生を諦めないで(大人の発達障害ナビ)
https://www.otona-hattatsu-navi.jp/experience/interview10/

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