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近江商人の行動思想、哲学に基づくサスティナブル経営の姿



地域と共に持続可能な発展をめざし、地域の方々と守り伝える


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(80)

<たねやグループ>
 滋賀県近江八幡市に本社を置く、和菓子と洋菓子の製造・販売を行う企業グループで、1872年(明治5年)に創業した老舗で、現在は全国に41店舗を展開している。資本金9000万円で和菓子製造販売の株式会社たねや、資本金3000万円、1951年創業で洋菓子製造販売の株式会社クラブハリエ、1998年設立で農作物栽培や店舗の植栽整備の株式会社キャンディーファーム(旧 たねや農藝)の3社をグループとし、従業員数1853名(2023年4月)の飲食業グループだ。

たねやグループの主力商品は、和菓子の「たねや」と洋菓子の「クラブハリエ」で、たねやは、季節感あふれる上生菓子や銘菓「黒豆ようかん」などを販売。クラブハリエは、バームクーヘンやショコラなどの洋菓子を販売している。

「たねや」の和菓子
「クラブハリエ」のバームクーヘン

同社は、地域の自然との共存をテーマとした森づくりや農業を通じて、当地の美しい景観を守り、育て、未来へと継承していくこと、原材料づくりを通じた素材の大切さ、つくり手の方への感謝の気持ちの醸成、 近江八幡における伝統の継承への貢献など、様々な取り組みを通じて、地域とともに持続可能な発展を目指している。

地域の自然との共存をテーマとした森づくり

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★ たねやの発祥の土地である近江は、企業家は日本三大商人の一つである「近江商人」と言われ、「三方よし」と言われる行動思想、哲学がある。”三方”とは売り手・買い手・社会全体のこと。売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない、としている。
 同社はその経営思想に倣い、地域社会への貢献活動として産学協同研究(近江商人史の協同研究や病人・高齢者向け和菓子の共同研究)やNPO法人「たねや近江文庫」の設立、和菓子業界初のグリーン購入ネットワークへの加入(1998年)、加工ロスとなったバームクーヘンなどの養豚用飼料化(2001年から)、グループ本社での太陽光発電導入(2007年3月)。 また、地域への貢献活動が顕彰され、1995年「地域活性化貢献企業賞」、2006年「第1回滋賀CSR経営大賞」、2007年「第5回渋沢栄一賞」を受賞している。

日本三大商人の一つである「近江商人」

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◆ 同社の経営理念・「天平道」てんびんどう(商道は人道である)・「黄熟行」あきない(手塩にかけること)・「商魂」しょうこん(今日如何にお客様によろこんで頂けたかの心)の三つを掲げ、5つの柱を実践する「1.すべてのいのちを大切に」(健康安心安全を最優先)「2.あたりまえを変えてゆく」(脱炭素の実現)「3.資源がめぐる地域がめぐる」(フードロスの削減と資源循環)「4.自然を守るお菓子づくり」(地球環境への配慮と保護)「5.地域から未来へ伝える」(地域の方々と守り伝える)。

❤ ん~ しかし、近江商人道としてのサスティナブルの取り組みは分かりやすく、実践力がある。明確な理念に基づく歴史ある経営が熱い。
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎たねやグループ コーポレートサイト
http://taneya.jp/
◎【ラコリーナ】ドローン空撮
https://youtu.be/YghxFgt69uw
◎ラコリーナ ツアー
http://taneya.jp/la_collina/guide/tour/
◎【ラ コリーナツアー】動画
https://youtu.be/p3dAa8eCNYo

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