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持続可能なビジネスを通じて、世界の衛生・環境・健康を守る



開拓の場は永遠にある。我々が授かった力の限りをもって之を開発し、世の為に働こう。

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(109)

<サラヤ株式会社>
 1952年に大阪市で創業。1959年に設立され、1969年には東日本の拠点として「東サラヤ株式会社」を設立。家庭用及び業務用洗浄剤・消毒剤・うがい薬等の衛生用品と薬液供給機器等の開発・製造・販売、食品衛生・環境衛生のコンサルティング、食品等の開発・製造・販売などの行う、資本金4500万円、関連会社17社、連結従業員数約2千人の化学薬品メーカーだ。

同社は、衛生管理や感染対策の商品やサービスを提供している。一般家庭用の「コンシューマー事業部」、企業や官公庁向けの公衆衛生と外食産業や食品関連の食品衛生を担当する「サニテーション事業部」、医療機関や福祉施設の「メディカル事業部」の3つの事業部に分かれ、事業を展開している。
特に、業務用の感染対策事業では国内トップシェアを誇っている。

創業時の1952年に流行った赤痢という伝染病で、多くの方が亡くなる悲惨な状況を目の当たりにした創業者の更家章太氏は、その対策として手洗いに目をつけた。当時、戦後まもない日本はとても貧しい状況で「多くの人を平等に救えないか」と考え、感染対策の基本である手洗いに着目し、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる薬用せっけん液と専用容器を日本で初めて発売し、同時に「トイレの後には手を洗おう」などの標語ポスターを作成した。

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★ 1960年代になると高度成長期を迎え急速な経済成長を遂げ、生活が豊かになる一方で、生活排水による河川や湖沼の環境悪化が始まります。その主な原因となったのが、石油を原料とした合成洗剤だった。合成添加物の影響で微生物による分解が遅く魚類などの大量死を招いた。
そこで、環境に優しい植物性の洗剤の開発の乗り出し、無香料・無着色で、余計な添加物を含まない環境に配慮し、排水は微生物によって素早く分解され環境への負担を抑える、ヤシの実由来の植物性洗浄成分を使用した植物系洗剤「ヤシノミ洗剤」を製品化した。

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◆ 時が経て、テレビ番組の取材で「ヤシノミ洗剤のせいで、マレーシアのボルネオの熱帯雨林が伐採され環境破壊が起きているのでは?」という指摘をきっかけに、まず「本当にヤシノミ洗剤のせいで、ボルネオの環境破壊が起きているのか?」という事実確認のためボルネオに出向くと報道の通り、熱帯雨林がすごい勢いで伐採されており、そこに暮らす動植物は絶滅の危機に追い込まれてた。
環境破壊の原因となったヤシの油は「パームオイル」で、約85%が食用に、工業用は15%、石鹸・洗剤に使用される量は数%だったが、50年前から環境問題に取り組んできた「ヤシノミ洗剤」としては無視できないことから、ボルネオでの生物多様性保全の活動を始めることにした。

❤ 具体的に、【緑の回廊プロジェクト】森林伐採によって分断された森林地帯に植樹を行い、野生動物の生息地をつなげる活動。【命の吊り橋プロジェクト】森林伐採によって道路に囲まれた森林地帯に吊り橋を設置し、オランウータンなどの動物が安全に移動できるようにする活動。【動物の救出プロジェクト】森林伐採や密猟などで傷ついたり捕らえられたりした動物を保護し、治療やリハビリを行い、元の森林に戻す活動など、「ヤシノミ洗剤」や「ハッピーエレファント」などのパーム油関連ブランドの売上げの1%が活動の原資となっている。

その他、ウガンダでの「衛生・環境・健康」の向上プログラムやエジプトの砂漠の緑化に於ける「ホホバの木」の植栽と「ホホバオイルの収穫」による製品開発など、CSVによる社会課題解決と事業開発を進めている。

・・・「開拓の場は永遠にある。我々が授かった力の限りをもって之を開発し、世の為に働こう。」という同社の綱領が全社に浸透しているのだろう・・・イイネ!
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎サラヤ株式会社 コーポレートサイト
https://www.saraya.com/
◎持続可能なビジネスを通じて、世界の衛生・環境・健康を守る
https://cococolor-earth.com/interview-nii-yukari/
◎あなたの身近にも!?サラヤってどんな会社?
https://sports-for-social.com/special/saraya-202109/

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