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いい思い出のない Air China

去年は本当に出張が多くて中国へよく行った。
去年だけで6回は行ったと思う。中国は好き。出張だけど海外の空気感が好きなのでそれはそれでなかなか良かった。プライベートは全くないけど。しかし、去年の生活がまるで嘘のような引きこもり生活。コロナとは関係なく。笑

それはおいといて、今回は中華国際航空、エアチャイナについて書こうと思う。

私は自分でチケットを買っていた訳ではないので、この便で飛んでくださいと指定されたのに乗り…という感じだったのだが、正直言ってエアチャイナには乗りたくなかった。笑

何故かという理由を挙げていく。

時間はほぼ守られない

出発時間?なにそれ?という感じ(笑
出発時間に間に合うように間に合うように行ってみれば(中国は出国も入国審査も時間かかるので私はかなり時間に余裕もって行っていた)出発時間は変更されました、と2時間後とか。さて、どうする?みたいな。時間より60分くらい前に行って写真⬇️の有り様。
時間変更されていた

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がらーんとしてる。

時間があると搭乗口から近いこのマッサージ店に寄ることにしている。お値段も日本と変わらない感じだったと思う(確か…それか少しだけ安いくらい??)
ここ、スタッフさんがめちゃくちゃ感じがいい。愛想がいい。

どう?って聞かれてすごくいいですよ!とかカタコトの中国語で言うとめっちゃ喜んでくれてた。というか、中国語言えるの?みたいに歓迎してくれたことが嬉しかった。勿論キッチリ指圧してくれて良き良き。

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オススメ。

まだ飛行機に乗る前に待たされるならいい。一度機内で4時間くらい待たされた。回りは中国人の家族連れ、後ろからシートは断続的に蹴っ飛ばされるわ機内販売の雑誌的なものが入ってる網のところに水筒だか何だかを入れたボコボコ感が背中にすごい。(ヤスブシンシートなので衝撃はダイレクト)

国際線なのにモニターはなし(エアチャイナにありがちなやつ)音楽も持ってなくて(映画見る気まんまんだった…)あのときほど時間もて余す感じ味わったことない。イライラはどんどん募るし、気が狂いそうになった。というか、発狂しそうという状態が理解できた。

夕方発だった便なので案の定終電間に合わなくなりタクシーで帰宅。

出張だけど危うくタクシー代数万円自腹切らされそうになるとこだったという(それはこちらの事情だけど)

強気の中国語アテンド

初めて乗ったとき、日本語が通じなかった。こいつ中国語できないの?という雰囲気垂れ流しの強引な中国語で攻めてくるので(英語も使ってこない)相手の流儀に合わせることにした。
私はコーラが好きなので、どの飛行機に乗っても必ず機内はコーラを頼むのだが、「コーラ」で通じないので中国語の先生に習ってから行った。笑

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見よ、コーラへの情熱…!

お陰さまでコーラと水、お茶は頼めるようになった(成長)

荷物がない

スーツケースを2つ乗せたのに日本に着いてみたら1つ無かった…。調べてもらったらまだ北京にありますとか言われて、なんじゃそりゃ!という。
そのときは別にいつ届いてもいいような荷物が無かったので不幸中の幸いだったけど、今日必要とか明日必要ならどうなっちゃうのか、まさに賭け。調べてみたらよくある事象らしいです。無くなることはないみたいなことは言われました。
ただ、日本に届いてないだけ。←
なーんだ、大したことないじゃん!

…いや、困るわ!


次の日以降に希望の場所に送ってもらいました。

便自体が欠航

…は?ですよ。
もう既にスーツケースは同行者名義で預けてしまってリュック1つだけ。持ってるのは財布とスマホくらい。
広い大陸に1人ポツンと残留。


それ何て言うサバイバルゲーム?



自動発券機で何度やっても私だけ通らず、同行者はチケット出てきて、搭乗の時間は迫るのに何だかよくわからないけど、私だけ帰れなさそうなことだけはハッキリと明確。
1人言葉もわからない中チケットのカウンターに取り残されどうすんじゃ…っていう。

同行者が別れ際に充電器と現金を貸してくれたので、当面の諸々の心配はなくなり本当に助かった…気持ちの面で。

Wi-Fiルーターも返却した後で、Googleも見られない…という最悪の状態を防ぐため、残りの充電数%で携帯キャリアに電話して海外パケット契約(日本国内で使ってるパケット残りを海外で使えるという)危機一髪。
あっちに並んで!とジェスチャーで言われ訳も分からず待つ時間…。刻一刻と無くなる充電…。
そしたら同じ目に遭っている男の子が、話しかけてきた。

僕少し日本語できます!頼ってください。

…何?神あらわる!

その人にぴったりくっついて(笑)名簿に名前を書いたりしたら、航空会社から現金で2000元(そのときのレートで大体34000円くらい)渡されました。

え?何このお金??

飛行機乗れなかったからくれるらしいと男の子が言ってました。それから別のカウンターへ移動させられ、

僕はこれから大学に戻って泊まりますが、あなたはあの人たちについていってください。

さらば助っ人!ということで急なお別れ。現金しまうことも出来ずに握りしめたまま。

ここまで本当にえっ?えっ?という感じの急展開。
お礼を言って、あわてておばさん4人組の後を追いました。空港を出ると小型のマイクロバスが来ていて、乗り込むように言われました(正直なところそれも正しいのか分からない)

乗り込むとおばさんたちは楽しそうに歌とか歌っておかしとか食べてたけど、これから良く分からん場所へ連れてかれて人身売買されても分からんと思ってました…。

20分くらいすると日本ではまず見かけない場末感の強すぎるホテルに到着。

カウンターでパスポート見せろと言われてチケットとパスポート見せたら鍵を渡されました。
あ、ここに泊まるのね、さっきもらったお金で。と思いました。とりあえず部屋へ…。

ギギキキキキィ…とか金属音鳴ってるエレベーターへ乗り込み部屋へ。(大丈夫かよ、という感じのボロさ)

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あれ?思ったよりも、、いやそれ以上に凄く綺麗やーーん!トイレも普通に綺麗!

少しベッドに寝転がってテレビ見てた。

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多分私が見たかったやつだ!とテレビに釘付け。

毎朝あるという国旗掲揚式。見に行きたい!と仕事の通訳の方にせがんだのですが、朝3時とかに行かないといけないのでちょっと…とか渋られ、仕事先の中国人には外国人なのにあれ見に行きたいの?マジかー!みたいな感じで笑われました。

だって、だって!
国でも指折りのイケメン軍人達が国旗掲揚しますって紹介されたイベントですよ?あの広大な紫禁城に住む王様が統べるような領土に住む選りすぐりのイケメン。(期待しすぎ?)そりゃ見に行きたいでしょ。

だがしかし、その野望は果たされぬままです。

テレビを見ながらお腹すいたなぁ…。と気を取り直して晩御飯にありつくまでにすったもんだあり、結局一泊して朝5時にホテルから空港へ出発、無事帰路につけたのでした。

運試しで海外サバイバルしたい方、是非エアチャイナにどうぞ!欠航はそんなにないかもしれませんが、遅延はデフォルトです。

私の長い文章をここまで読んでくれてありがとうございます。何か感じていただけるものがあったら嬉しいです。それがプラスのことならもっと嬉しい!