見出し画像

心の専門家として今できること

「今は話なんて聞かなくていい」

私が過去に被災地にボランティアに行った時に言われた言葉。

その時は話を聞けば、皆がきっと癒される。そんな万能感をシンリシという職業に抱いていた。

しばらく言われた意味がわからなかったが、勉強していく中で、心の支援というのは生活の支援がなされてから、されるものだと少しずつ理解できるようになった。

基本的なニーズ(衣食住や医療)が満たされない限り、話をどれだけ聞いても、不満が出てくるように感じる。

もちろん、基本的なニーズを満たしつつ、話を聞くことは必要だと考えている。

では今私に何ができるのか。それは震災に伴う心の動きやケアの仕方について発信することだと考えている。

震災の衝撃は非常に激しいもので、人間の体をその危機に立ち向かおうとする際に
・食欲不振や不眠
・衝撃的な場面を思い出すことや思考や行動がとまる

これらは危機状況で正常な反応だと言われている。

このようなことはどうしても反応として出てくるので、対処するために
・必要な物資や支援などを避難所の役員に伝える
・可能な範囲で避難所運営などの仕事を引き受けて、気持ちの張り合いを保つ

上記のサイトに詳しいことが載っています。


私の知り合いが被災した時に話していたのは
「とにかく誰かと喋ること」
と話していた。

人は一人になるとどうしてもネガティヴなことを考えてしまう。誰かとそれを話すことに少しでも和らぐのではないかと考えている。


この度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。
皆様方の一日も早いご復興をお祈りいたします

最後まで読んでくださりありがとうございます。サポートしてくれたお金は文献や著書、体験に注ぎ込みもっともっと面白い記事を書くために使わせていただきます。よろしくお願いいたします!