見出し画像

【コピー本】私的な詩的なvol.02「すこしふしぎ」

12月に京都でお開催されたそこ文さんに合わせて、コピー本を作りました。
ありがたいことに委託した冊数すべてがどなたかに購入いただいており、嬉しい限りです。

内容としては、掌編、300字小説、140字小説、短歌を集めたもので、どれもすこしずつふしぎな世界観の漂うテキストたちです。表紙のイラスト気に入っています。

こんなところに「あとがき」

 夢見がちだな、と思います。
 知らぬ間に人生は始まっていて、人並みに学を修め人間関係を構築しあれよあれよという間に社会に出ていました。でもそれはともかくとして、いつも心のなかにわたしだけの、絶対に誰にも文句を言わせない領域を保っていたと思います。
 理想の、侵されない、晒されない、守られたわたしだけの世界。
 形にすることに憧れてはいましたが、いまいち実行できなかった腰の重いわたしが、拙い文章で作品を発表し始めました。
 紡ぎ出してみればとても夢見がちで突拍子がなく、非現実的で痛々しくも思いますが、これがわたしの表現だなと思います。
 おそらくこれからどんなに歳を重ねても、生涯を終えるまで夢見がちで頑なな理想主義者である気がします。(あかる)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?