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信頼のないコーチングは機能しない

ラポールはコーチングをする上で
とても、とっても大事です。

ラポールとは一言でいうと
「信頼を築くこと」

ラポールが不十分であれば
コーチングは機能しません。

信頼関係がない人との会話は
表面的なものになり
深い話はできません。

「この話は打ち明けて良いだろうか?」
そんなことを考えながら話していると、
コーチングの最大の効果である
「深い気づき」は得られません。

スクールでコーチングの勉強をすると
基本となる「コーチングの流れ」を学びます。

例えば、
45分間のコーチングでは、

最初の3分でアイスブレイクを行い、
次の3分でラポールを築き、
それからセッションに入り
最後10分でフィードバック

といった流れです。
超ざっくりですが。

しかし、私の経験からすると、
その流れ通りに進めることは
必ずしも効果的ではありません。

例えば、
あまり乗り気じゃないけど、
会社の指示でコーチングを
受けるという人もいます。

そういう方に対して、
最初の数分でアイスブレイクをして
数分でラポールを築き、
スムーズにセッションに入ることは
まず不可能です。

表面的なラポール作りをしても
信頼関係が築けていないので、
コーチングが機能しません。

まずはラポールを築くことに
全力を注ぐべきです。

最初のセッションでは
ラポールを築くことに
すべての時間を使っても
構いません。

クライアントが
「コーチと話すことが楽しい」と感じ、
「いろいろ話してみようかな」と思うまでが
最初の目標だと思います。

もし、初回で築けなくても
何回かけてでもラポールを
築かなければなりません。

それくらいラポールを築く工程が
重要なのです。


ラポール(信頼関係)は
普段のコミュニケーションにおいても
とても大切です。

「この人ともっと話しがしたい」
と思ってもらえるからです。

たくさん話ができれば
相手の考えていることに
理解を深めることができます。

そうは言っても、
ラポールを築くことは
簡単ではありません。

次回、ラポールの考察
つづく


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