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2020年7月の記事一覧

チャラ男の小説もどき

彼は頭に装着している冷たい機械の電源を付けて眠り、今日を始めた。

「ねぇ百年記念日だから会ってみない?」

驚愕した。まだ現実という世界を覚えていた事よりも、その言葉を百年も我慢したであろう事にだ。
それと同時に怒りが込み上げてきた。その気持ちを持ちながら共に過ごして来た僕等の百年が偽りだったのではないかと少しでも思ってしまった自分の軽薄さに。

「私を本当に大切だと思うなら見つけてよね!」

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窓と網戸の間に閉じ込めただけ