【No.98補説】旧統一教会と自民党のシンボルマークの意味論
【No.98】の最後に、統一教会と自民党に関しシンボルマークを図示し、その類似性を示唆しておいたが、その具体的な説明については触れない状態のまま、【No.98】として纏めておいた。そこで、シンボルを論じたこの場を使い、その意味論について語るが、この二つのシンボルマークを比較すれば、一卵性双生児のDNAに似た奇妙な相似性を発見して、思わず唸ってしまうのだ。
岸信介と文鮮明が意気投合し、韓国のKCIAに支援され、国際勝共連合(IFVOC)を作り、南平台の岸の屋敷の中に、統一教会のフロントの勝共連合の本部を作ったのは、1968年4月のことだった。初代の会長は久保木修巳で、日本の発起人の顔ぶれには岸信介元首相を始めとして、闇の世界に君臨していた笹川良一や児玉誉士夫が、そこに名を連ねていたのである。
そして、「共産主義をこの地球上から完全に一掃しなければならない」を初め、「朝鮮半島が突破口に第三次世界大戦が必ず起こらなければならない」とか、「日本は生活水準を三分の一に減らし、税金を四倍、五倍にしても、軍事力を増強して行かねばならない」との目標と展望が教義にあった。これは全く身勝手な発想で反日思想が丸出しだが、それを日本のファシストの頭目たちはスローガンに掲げ行動し、自民党の内部に浸透し売国行為を推進したのであり、それをシンボルマークで示した。
「選挙ドットコム」には、自民党と統一教会のシンボルマークと題して、次のようなコメントが書いてあり、両者には一体感があると示唆し、緊密な関係の存在を予想している。
光と物質の相互関係について、量子力学の用語に対発生があり、エネルギーから物質が生まれるが、カルト世界ではその適用で、神からサタンの誕生に対し、統一家族の形で象徴化する。それがロゴタイプとして、対発生の形で表現され、統一教会と自民党の関係が、精神とカネが出会う時に幻想の王国を発生させるが、それが集合無意識として血縁的な家族崇拝のシンボルになる。
六十年近い歳月を経て自民党は韓国の邪教に侵され、売国奴の巣窟になり果て、首相だった安倍晋三に従いカルトの狂信集団になり、性善説の日本人を誑かし、日本を亡国の淵に追いやった。しかも、その過ちを反省しないまま、次の日本の首相候補として安倍の腰巾着の高市早苗を支援し、狂乱の総裁選挙の演出を試み、際どい所で狙いが破綻したが、問題が解決したわけではないのである。
石破内閣が成立したことで、狂気の極右の高市の野望を挫き、日本の政治のナチ化が防げたことは、何にも増して救いになり、誠実な言論人が元気を回復し、まともな言論活動を復活しかけている。その代表が佐藤章記者で、朝日新聞で活躍して来た彼は、安倍が射殺された頃には何度か「国賊」と発言したが、圧力のせいか発言しなくなくなり、残念だと思わざるを得なかった。
だが、石破が首相に就任して例の衆議院解散を決め、裏金作りの疑惑を審査せずに、自民党を邪教に売り渡した安倍の犯罪に加担し、自民党のカルト議員の清算もなかった。しかも、組閣後僅か一週間で解散し、党利党略の総選挙に踏み切り、国民を裏切った石破茂首相が売国奴たちに鉄槌を下さず、胡麻化そうとする卑劣な態度に、佐藤は激怒したのだろうと思う。
それはU-Tubeで表現した佐藤記者の発言を吟味し、その意味を理解するならば、ひしひしと伝わって来るし、それは嘘と欺瞞に騙されて、腹に据えかねていた国民の気持と共通する。日本人の善良さに付けこみ、脅迫と略奪に終始した、隣国の反日邪教に日本を叩き売った、国賊の安倍晋三の犯行に向けた、国民の怒りの声を代表しているのである。
同じタイプの言論人には、「東京タイムス」の政治部長として、政界に精通した本澤二郎がいて、闇世界と暴力団が根を張る木更津に隠棲し、彼は「日本の風景」と題し健筆を奮っている。十月一日付けの(5301号)には、「安倍を国賊と弾劾した自民党異端児・村上誠一郎総務相へ=言論界の異端児からの期待」と題し、次のような記事を書いていた。
本澤記者とは何度も対談し、私は彼と共著を持っており、『愚者の天国とゾンビ地獄』には、日本ではタブー視されている、極秘情報が満載されていて、これを機会に読むことを勧めたい。この本が秘めたタブーとは、松下政経塾の秘密であり、その塾生の多くがホモだし、国粋主義により洗脳されていて、トロイの馬の要員の訓練を受け、政治家の卵の形で育てられ、日本の全土に配置された事実である。
一期生だった野田桂彦は、今では豚のように太るが、若い頃は瘦せ身の青年で、ゲイの噂が高いと話題が流れており、彼が首相になった年の『週刊・ゲンダイ』に、写真入りでグラビア記事になっている。高市早苗の場合では、彼女は暴走族の性向を持ち、入学の面接に出かけた時に,皮ジャンパー姿を評価され、入塾を認められた過去があり、XY染色体のテストを受け、チェックする価値がありそうだ。
あれだけの好戦思想を持ち、武者震いしたがる女には、パリ五輪のボクシング戦が教訓として参考になるはずであり、パスポートや戸籍の性別よりも、科学的な検証が必要かも知れない。こうした情報源の多くは駐日特派員たちに由来し、彼らの鋭い直観力を信じこうした話は記事に書くことで、私はそれとなく公開して来たが、それに気づく日本人は少なく、ここで改めて公表するに至った。
室生犀星の「小景異情」にある、「ふるさとは遠きにありて思うもの、そして悲しくうたうもの…」という詩は、中学生の頃の教科書で学び、それを口ずさんだものだが、遠望する故郷は「国破れて山河あり」だ。それを「離見の見」と言うし、「傍目八目」とも表現するが、日本から遠く離れた地に住み、乱れた故郷を遠望した私は、安倍に天誅が下った時点で、『国賊を国葬した国』を上梓した。
国を挙げて狂乱に陶酔し、売国奴を礼賛していた時に国賊を売国奴と糾弾して、その犯罪を告発する本を出す勇気を持つ出版社が、日本に存在するはずはなく、当然それはアマゾンの電子版になった。それを取り上げるメディアは、腰抜け状態を呈す今の日本には存在せず、完全黙殺かと諦めていたら、何と朝日の山田厚史元記者が司会する、「デモクラシータイムス」で取り上げられた。
この番組が取り上げたのは、「【安倍国賊】村上発言と自民党史の深淵」と題し、村上発言に対し自民党が、イチャモンを付けた時に、それを批判した勇気ある指摘の一つだ。2022年十月七日の時点で、これをU-Tubeで取り上げたのは、山田記者の勇気と正義感が希少価値に富むせいであり、それは日本の狂い具合を浮き彫りにしていた。
私がこの本を書いた時から、三年経過した今の時点では、自民党議員の過半数が、―邪教に取り込まれており、その売国行為に気づかずに、日本の政治を動かしている。しかも、高市早苗や小林ホークなどが自民党内で人気を集め、国賊の癖に首相の地位を狙っており、追放も排除もされていない現状は、まさに憂国と言うしかないのである。
しかも、「山根治ブログ」の議論で明らかになったことだが、ODAを使った裏金作りのスキームは、パーティ券を使った裏金よりも、数万倍も悪質な犯罪行為だのに、そこに注目するジャーナリストはいない。舞台が海外で取材が難しく、マルドメの日本の記者にとっては、手が出せないと放置せずに、凶悪犯罪を退治することは、ジャーナリストにとって天命であり、徹底的に追及すべき課題ではないか。
しかも、安倍晋三は首相だった八年間で、62兆円の税金をODAでばら撒き、そこから極秘に中抜きをしたが、悪辣な犯行は告発されずに、最高の功労者として国葬されている。それは特別会計を使った、自民党の税金の私物化に等しい、悪質な税金の略奪行為であり、その解明に全力を挙げた石井紘基議員は暗殺され、不正は曖昧のまま隠蔽されている。
こんな「盗人猛々しい行為」は、許しがたいものであるのに、それにほお被りした状態で現状維持しようと試み、石破は後始末をしないまま、憲法違反の機会解散を強行した。これは民主政治の蹂躙であり、安倍の売国政治を葬り去って、大掃除する責任を託された石破が、国民を裏切った反逆行為だし、売国奴と呼ばれて然るべき営みだ。
日本が置かれている現状は、パーぺン内閣が迷走してヒトラーが権力を掌握し、ナチスが権力を握る直前に極めて似ており、油断していたら大変なことで、日本は戦争国家になり果ててしまう。この危機的状況の克服には国民の自覚が必要であり、酔生夢死の現状を乗り越えることで、腐った自民党を解体させ、ゾンビ政体の解消によって、新しい時代を切り開くことである。
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