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遊びのルールづくりの経験

今日1年生たちと昔遊びをした。
ビー玉・けん玉・めんこ・だるま落とし
それぞれやったことある子は3分の1ずつしかなかった。
実際、僕も子供の時に何度もやった記憶があるのはけん玉だけだった。
めんことだるま落としはほんの数回触る程度。
ビー玉に関しては、どうやって遊ぶのかも知らなかった。

YouTubeで調べたら、指でピンと弾いて狙った球に当てる遊び方が出てきた。なんだかビリヤードみたいだ。
子供たちはたくさんあるビー玉に興奮し、ジャラジャラと触るだけで楽しそう。
支援級の子のヘルプで来てくれていたベテラン先生のアドバイスで体育館にあったフラフープをバトルフィールドする。
すると、ちょうど良い制約がかかり弾いて当てる遊び方を楽しむこともできていた。
その中である子が
「狙ったビー玉に当てれなかった時は、その他はもらえないことにしよう」
と言う新しいルールを提案した。
一緒にやっていると、ルールを追加したことで、難易度が上がり一層面白くなる。

またビー玉を落として当てると言うルールも知っていたので、次はそれをやってみようと僕の方で提案した。
そこでも遊んでいるうちに、先ほどと同じ子が
「まず初めに5個ビー玉をとって、それを手持ちのビー玉にしよう。当たらなかったらそのビー玉はなくなっちゃうルールね。当たったら当たったビー玉と落としたビー玉2つをゲットできる。全部なくなったら負けね。」
と提案してきた。そのルールで遊ぶとこれまた面白い。僕と数人の1年生で熱いビー玉バトルを繰り広げることができた。

ビー玉遊びから、遊びのルールをみんなで作っていくと言うプロセスが、子供時代にはとても大切な時間のように感じた。
テレビゲームのような誰かに決められたルールの中で遊ぶことも確かに面白い。
しかし、そこにいるメンバーで、ローカルルールを作って、それを改変し、自分たちにとってより楽しい遊びを作っていくこと。
そのプロセス自体が子どもにとっては大事なんじゃないかな。

そのため必要なことは、楽しいコンテンツ、ちょうどいい具合の制約と思考錯誤する時間、互いの話を聞き合える人間関係、こんなことがあると、その遊びづくりのプロセスが生まれるような気がした。

自分も子供時代にゴールがない公園でどうやってサッカーをするかを友達と考えていたことも思い出した。

それにしても、ビー玉は面白かったので、ビー玉遊びを極めてみるのも面白いかもしれない。
楽しい遊び方があったらぜひ教えて欲しい。

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