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自殺…その時どうする 2

俺はお客様からの電話を受け急いで内容確認をする為、PCを立ち上げた。

追加でご契約頂いた契約日を確認した。
この時は自殺免責2年となっているからだ。

…………
( ゜o゜)
2年と12日………( ; ゜Д゜)(;・ω・)

大丈夫だ………

そして、すべての旦那さんの契約の死亡保険金を確認する。

すぐに奥様に連絡する。

「◯◯さん、大丈夫です…2年経過しています!」

奥様
「………cocoさん、ありがとう…良かった…」

そして、保険金即日支払いサ-ビスの確認をする。
今回の場合は自殺であるので死体検案書が必要になる。

後日、奥様から死体検案書を取り寄せ、日程を確認する。

「◯◯さん、これから手続き致しますがどこに何時に行けば良いですか?」

この時にはあらかじめ、お客様には人が多くいる時は避けて頂く事を伝えている。

葬儀では一般的には身内以外の人も参列する。
もし、保険会社らしき人の姿があれば…

保険金が入るのだと感ずかれないようにする為だ。

保険金が入るとわかれば、もしかしたら…
生前に実は旦那さんにお金を貸していたんだと言って来る人もいるかも知れない。
本当か嘘かはもちろん、わからないわけだが…

この時は最高300万(現在は1500万)の現金持参となった。
マネージャーと2人一組で行く事が決められていた。

届けた時間はお通夜が一通り落ち着く時間になった。
深夜12時に葬儀場で会うことになった。

奥様に現金を手渡し、旦那さんの棺があった。

「cocoさん、ありがとう…」
棺の中の旦那さんを俺は見たが……
やはり信じられない気持ちだ。

そして後日、残りの保険金の支払いの手続きに伺う。

奥様と話しをして自殺の原因は何だったのかは気になっていた。
奥様からは勤務先の社長と給料の事で揉めていたとは言っていたが…

自殺していたのは会社の倉庫だったようだ。
首吊り自殺をしているのを会社の同僚が発見したようだ。

刑事の話しによると、左手が電線を握っていたような状態だったようで、これは刑事の話しによると自殺を計った直後にためらいがあったと推測されるとの話しがあったようだ。

やっぱり、思い直したが遅かったってことか?…

俺は奥様に旦那さんの借金とかはあったのかを聴いて見たが思い当たる事はないと言っていた。

奥様が旦那さんの財布を持って来た。

「cocoさん、これって?(;・ω・)」
見せてくれたのはア◯ムのカ-ドであった。

キャッシングをしている可能性もある。

他にもし、多額の借金があるようであれば相続放棄も考えなければいけない事もある。

相続放棄は亡くなってから3ヶ月以内となる。

ア◯ムの連絡先を調べて奥様に電話するように言った。

「ここに電話してご主人がなくなった事を伝えてください」

奥様は電話した。

ア◯ムからは借金残高は18万円であった。
電話をした時点で返済の義務はなくなったようだ。
ア◯ムが後日、市役所に死亡の確認をする事で手続きは終わるのだろう。

そして、残りの保険金の受け取り方の相談に乗って行く事になる。

どのような形で受け取りをしたのかは次回に。

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