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保険は単なるビジネスではありません。

自営業の60代社長との会話を深く聴き出す。
こちらが心を開くことにより相手の警戒心はなくなって行きます。

2歳から15歳まで養護施設で育ったとのこと。
よって両親の顔も知らない。様々な事情があったのだろうが真実はわからない。

45歳の時に市役所から母親が生活保護を申請しているとの連絡が入る。

生きてるのか死んでるのかわからなかった母親がまさか、こんな形で現れるとは。

社長は当時、会社を立ち上げ順調な時期であったらしい。
母親を引き取り、数年間生活を援助するが亡くなったとのこと。

保険契約するにあたり保険金の受取人は誰にするかを聴いていくと、娘が一人いるが何十年も会ってはおらず、連絡もほとんどないとのこと。

保険契約は2口に分けて契約した。
一つは娘を死亡保険金の受取人に。
もう一つは自分が15歳まで育ててもらった養護施設を信託契約として設定する。

信託契約とは死亡保険金は一旦、信託会社に振り込まれ、その使い道はどうしたいかをあらかじめ自分で設定出来るものである。

信託契約の仕組みを説明するとぜひその契約設定をしたいとのことであった。

保険金の使い道を誰にどのように託すかと言うことの話は決して通販、インターネット、銀行には出来ないであろう。

保険は単なるビジネスではありません。
自分の想いを唯一残せるものなのです。
生命保険は人生最後のラブレターとなります。

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