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春
2023年4月18日 20:33
「もう考えるのやめなよ」シャンプーに混ざって漂ってきたのは寝る前に舐めたキャメルのメンソールだった。馬鹿げている、うわがきをくり返すから子供のままで、ハードだけすり減ってやがて死ぬ。朝の体調のわるさを知ってほしくて、ブルゾンの袖にすがりながら満員電車に揺られる。そうすればするほど悪化した。うしろめたい気持ちがあったからだ。では、あの人の手にすべてを委ねて赤ん坊にもどったような心地だったのは