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メタ認知ができてない大人は意外と多い

メタ認知ってご存知ですか?
簡単に言えば「もう一人の自分が自分を観察する」状態のことを言います。

メタ認知ができない人の多くは知らず知らずのうちに他人に迷惑を掛けてしまっていることが多いです。

しかもこのメタ認知ができていない大人が意外と多いことに最近気が付きまして。さらにメタ認知ができていない大人には共通点がありました…。

子供はメタ認知ができない、しかしそれは当然

大学教授

先日、大学の教授がこんなことを言っていました。
「大学生も含め、子供の方が大人に比べて頭が悪い。なぜなら、経験もないしメタ認知ができないからだ。

聞いた時、納得してしまいました。言い得て妙だと。
多分、同じ授業を取っていた数人の学生は心の中でむっとしていたかもしれませんが、まあこれこそメタ認知ができていないことの表れで。

街中で頭がよさそうな高校生が自分の主張を声高に言ったり、はたまたメディアアプリで高学歴な学生がよさげなコメントをしたりしている時、大人の多くは「わかげの至りだな~」みたいに思っていることでしょう。

意識高い系

まず、学生風情が書いた意見の多くは間違っていることが多いでしょう。そもそもメタ認知できていない状態で書いた意見の多くは根拠が薄弱です。しかも勢いで書いたものが多いからメタ認知なんてするわけもない。「うんうん、わかるよ~。でもね~...」って大人からさんざんつっこまれるのがオチです。

またこれは僕の仮説ですが、学生はメタ認知の機会が少ない。なぜなら、同年代という思考や行動が似通った人間とずっと一緒にいるため、わざわざメタ認知が求められないからです。大学生のサークルなんて同じ思考・行動パターンの人間が集まってできていることが多いのだから、わざわざ自分・他人から見える自分なんて見る必要も機会もありません。

メタ認知できないのは経験も少ないし、そもそもメタ認知の経験を積んでいないので、大学生を含めた子供がメタ認知ができていなくて当然なのです。

メタ認知ができない大人たち

社会人

他人に迷惑をかけ、恥ずかしいことをメタ認知できていない大人が意外と多いと、最近気が付きました。

僕は週5でインターンをしているので、大学生よりも社会人と接する機会が多いです。平均年齢が若い会社なのですが、その中でもメタ認知ができる人とできていない人には言動に違いがあります。

指示

例えば、メタ認知ができていない人は指示がへたくそです。
なぜならば、メタ認知ができていないので、自分が言ったことが相手がどう受け取るかを考えることができないからです。
この時連携がうまくできていないと、メタ認知ができていない人は「いや、それは相手が上手く理解していなかったからで~」と相手の理解力のなさを原因とします。

次はメタ認知ができている人とできていない人の例を紹介します。

僕は今就活中の大学3年生ですが、時々社内で就活の話題が出てきます。その時、僕は軽く自分の志望業界や志望企業、さらに今後のキャリアについて話をします。

マウント

するとメタ認知ができない方はこういったコメントをします。
「いや~、そんなキャリア止めた方がいいよ~。全然もっと○○系とか××といった企業に入った方がいいよ~」
(むろん、○○や××は発言された方が入社・転職された企業なのですが。)

一方、メタ認知ができている方はこういったコメントをしてくれます。
「△△業界にいきたいんですね~。それなら、@@社とか■■社とかの方が長期的なキャリアとしてはベターかもしれませんね~。まあ、別に無理に変える必要はないですよ。」

この比較をまとめると、
・メタ認知ができていない人は自分のものさしで判断する
 しかも、その判断軸は自分が好きかどうかで決まりやすい
・メタ認知ができている人は本人の志望に沿ったものさしで判断する
 しかもそれは本人にとって最善である可能性が高い
になると思います。

要は、メタ認知ができない人は自分の価値観でしか相手を判断できない一方、メタ認知ができる人は別軸で物事の判断ができます。

メタ認知ができてない人の特徴

未婚

ではメタ認知ができない人の共通点はなんなのか。
これは大人に限りますが、未婚者・もしくはカレカノがいないことです。

逆に言えば既婚者あるいはカレカノがいる方は、メタ認知ができています。

メタ認知ができていない人は、やっぱりパートナーがいないので、自分を可視化することが難しいのでしょう。上から目線のコメントで申し訳ないですが、メタ認知ができない人の多くが未婚者&リア充ではなく、日々自分の言動をチェックせず自由奔放に生きているようなので。

例えば、メタ認知ができていない人の言動の共通点には、
・怒りやすい・泣きやすいなど感情の起伏が激しい
・自分の話しかしない(他人が話始めると興味がなくなる)
・承認欲求が人一倍強い

などが挙げられます。実際に、僕の周囲のメタ認知ができていない社会人にはこういった言動がよく見られます。

そしてタイトルの「意外と」というのは、単純に僕の周囲の社会人が未婚者が多いということなのかもしれません。電車に乗っているときも、周囲を見ないで仲間との話に没入しているのは、若手の社会人が多い印象があります。もちろん、薬指に指輪もなく…。カレカノはいるかもですが。

合同説明会

あとは、就活をしていると(就活生と年齢が近い方が就活生が安心すると思っているのかもしれませんが)若手の社会人と接することが多いです。しかし、やはり若手の社会人の方がメタ認知能力が低いです。例えば、会社説明に必死になってしまっていて学生のことなんて見ていません。逆に既婚している層が多い中間職の方は学生のことをよく見ている印象があります。

メタ認知ができない大人たち。
自分の行動を振り返るとかそんなこと、普段から意識していなければ難しい、しかもパートナーがいなければなおさらです。

子供の僕がするメタ認知の訓練

観察

優秀な同期の多くはメタ認知ができます。それはカレカノの有無ではなく、メタ認知ができている大人を見て過ごしたか、メタ認知ができている大人かと普段から接しているからでしょう。

僕は常々自分の愚かさを改善するために、メタ認知ができている大人の言動やメタ認知ができていない大人の言動を観察・インプット・アウトプットしています。そうすることで自分のメタ認知度合いを高めています。

その結果、以前よりも自分の立ち位置や自分の価値観、そして周囲への影響について俯瞰することができるようになりました。

逆にメタ認知ができていない大人の言動が目につくようになりました。その観察の蓄積の結果として、このようなNoteを書いているわけですが。